外壁塗装について
外壁塗装の高圧洗浄を徹底解説!費用やよくあるトラブルも
外壁塗装で外せない工程の1つに、「高圧洗浄」があります。
塗装を始める前に行う作業で、外壁の汚れを落として下地を整えるために必要不可欠です。
そんな高圧洗浄ですが、
「高圧洗浄を省いて工事費用を安くできないかな?」
「自分で外壁を洗えば高圧洗浄をしなくて済み、節約になるかも」
「高圧洗浄をしなかったらどうなるのかな…?」
と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、神奈川県横浜市・川崎市で外壁屋根塗装を手がける「浜翔ペイント」が、「外壁塗装の高圧洗浄」について分かりやすく解説しました。
・高圧洗浄の必要性
・高圧洗浄の費用相場の目安
・高圧洗浄にまつわるトラブル
などをご紹介しています。
記事の最後に「要注意な業者の特徴」もお伝えしているので、外壁塗装をお考えの方はぜひチェックしてください!
外壁塗装の高圧洗浄はなぜするの?
見積もり書にも必ず記載されている「高圧洗浄」。
外壁塗装をやる上で欠かせない工程ですが、なぜ高圧洗浄は必要なのでしょうか?
ここでは、外壁塗装における高圧洗浄の基礎知識をご紹介していきます。
外壁塗装の高圧洗浄とは
「高圧洗浄」とは、実際に外壁塗装を行う前に、高圧洗浄機を使って高い水圧の水をかけて外壁の汚れを取る作業を指します。
外壁には、砂埃や排気ガス、鳥の糞などの分かりやすい汚れだけでなく、経年劣化で剥がれた古い塗膜や、チョーキングの粉が付着しているものです。
それらの汚れを、激しい水圧で一気に落としていきます。
業者によっては、外壁面だけでなく、シャッターや窓ガラスなども一緒に洗浄してくれる場合も。
外壁だけを洗浄すると、塗装していない他の箇所の汚れが悪目立ちするため、好意で全体を綺麗にしてくれることがあるのです。
ただ、対応は業者によって異なるため、外壁以外も綺麗にして欲しい場合は、可能かどうかあらかじめ尋ねるようにしてください。
苔やカビにはバイオ洗浄という手も
水だけで落とすことが難しい、広範囲におよぶ苔やカビなどの汚れは、専用の洗剤を使用して「バイオ洗浄」を行うこともあります。
水だけを噴射する通常の高圧洗浄と違い、外壁に洗剤を塗布してから高圧洗浄機で洗い流すやり方です。
苔やカビは、綺麗に落とし切らないと再び増殖してしまうもの。
再発を予防するためにも、一般の高圧洗浄よりも洗浄力の高いバイオ洗浄を採用することがあるのです。
ただ、バイオ洗浄は比較的歴史の浅い方法で、業者によっては施工できない場合があります。
バイオ洗浄を希望する方は、見積もりの際に可能かどうか前もって聞いておくことをおすすめします。
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外壁塗装で高圧洗浄をする必要性
高圧洗浄をする目的は、「汚れを落とす」ことだけではありません。
外壁塗装の高圧洗浄には、以下のような役割もあります。
- 外壁塗装の仕上がりを綺麗にする
- 塗料の密着性を高め、長持ちさせる
外壁に汚れが残った状態で塗装を進めても、塗りムラができて美しい仕上がりになりません。
また、古い塗膜の上から塗装をすると、塗料が外壁に密着せず、旧塗膜と一緒にすぐに剥がれてしまいます。
せっかくお金をかけて外壁塗装をしても、2〜3年で塗膜が剥がれては本末転倒です。
外壁塗装をする前の高圧洗浄は、必要不可欠となっています。
外壁の洗浄はプロにお願いしよう
「外壁を水洗いするだけなら、家庭用の高圧洗浄機で自分でできるのでは?」という考えが頭をよぎるかもしれませんが。
しかし、外壁の高圧洗浄は絶対にプロに任せるようにしてください。
家庭用の高圧洗浄機の水圧は、8〜12MPaのものが一般的です。
一方、プロが使用する外壁塗装専用の高圧洗浄機の水圧は14.7MPa以上と、家庭用のものに比べて倍の水圧を誇ります。
それだけ強い水圧でないと、古い塗膜を水で削り落とすことができません。
家庭用の高圧洗浄機による清掃は普段のメンテナンスなら有効ですが、外壁塗装をするための下地作りには適していないので、必ずプロにお願いしましょう。
高圧洗浄時の養生は?
高圧洗浄に入る前に、濡らしたくない場所や漏電のリスクがある箇所をビニールシートで覆ってしっかり「養生」をします。
養生の対象となる箇所には、以下のようなものがあります。
- インターホン
- 照明
- コンセント
- 換気扇
- ポスト など…
バイオ洗浄を行う場合は、洗剤がかからないように植物にも養生が必要です。
基本的には、必要な箇所を業者が判断して養生しますが、絶対に濡らされたくない荷物がある場合は、あらかじめ業者に伝えるようにしましょう。
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高圧洗浄時の換気や洗濯はどうなる?
高圧洗浄をしている間は、基本的に窓を開けて換気をすることはできません。
また、洗浄水が飛び散るため、洗濯物の外干しもできないので注意しましょう。
窓は、水がかかった時の勢いで開いてしまうことがあります。
少しの隙間でも大量の水が入り込むので、高圧洗浄時はしっかり鍵をかけておくことが大切です。
洗濯物を室内に干すスペースがない場合は、工事の期間中だけコインランドリーの乾燥機を使用する方もいます。
雨天時は高圧洗浄できる?
雨が降っていたとしても、激しい雨でなければ高圧洗浄を行うことは可能です。
ただ、大雨や激しい強風が吹く日は、足場が崩れたり職人が足元を滑らせる危険性があるため、安全性を優先して延期にすることも。
台風など、前もって天候が崩れることが予測できる時は、前日までに延期を決定します。
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高圧洗浄の費用相場
高圧洗浄の費用の目安は、以下のようになっています。
- 一般の高圧洗浄→100〜300円/m2
- バイオ洗浄→200〜300円/m2
一般的な30坪の住宅で、10,000円から35,000円ほどが相場です。
ただ、汚れの程度や家屋の大きさ・構造などによって費用は大きく異なります。
外壁塗装をする際は、2〜3社に相見積もりを取り、費用を見比べてみることをおすすめします。
高圧洗浄の水道代はどうなる?
高圧洗浄で使用する水道は施主様の自宅からお借りするため、水道代は施主様の負担となります。
地域によって水道代は異なりますが、5,000リットル使用したと仮定して、1,000〜2,000円ほどです。
横浜市の「水道料金簡易計算ツール」では、1,881円となりました。
使用する水の量は家の大きさや汚れの頑固さによっても異なるため一概には言えませんが、何万円もかかるわけではないので安心してください。
高圧洗浄にかかる時間の目安
高圧洗浄は、最低でも3時間以上かけて行うのが一般的です。
家屋の大きさや汚れ具合によって作業時間は異なりますが、半日〜1日はかかると考えて良いでしょう。
高圧洗浄が終わったら、しっかりと外壁を乾かします。
濡れた外壁に下地材を塗布しても、うまく密着せず、塗料が流れてムラになるためです。
乾燥時間を丁寧に取ることも、外壁塗装を綺麗に仕上げる上で重要なポイントとなっています。
高圧洗浄をめぐるトラブル3選
外壁塗装をやる上で欠かせない高圧洗浄ですが、騒音や水飛沫が立つ性質上、トラブルに発展することがあります。
あらかじめ、どのような問題が起こり得るかを知っておくことで、万が一の際にもスムーズに対処することが可能です。
こちらも、ぜひチェックしておいてください。
①作業中に騒音が発生する
高圧洗浄を行っているときは、高圧洗浄機の作動音や、高水圧の水が外壁に当たる音が発生します。
在宅ワークなどで昼間の時間帯を屋内で過ごす方にとっては、気になるかもしれません。
外壁塗装中は、高圧洗浄時だけでなく、足場の架設・解体や吹き付け塗装を行っている場合などにも作業音が発生するものです。
音が気になる方は、あらかじめ工程のスケジュールを聞いておき、外出する日に作業をしてもらうなど業者に相談することをおすすめします。
ご近所への挨拶は必須
騒音トラブルは、施主様だけの問題ではなく、ご近所を巻き込む可能性もあります。
外壁塗装工事を行う旨を、事前にご近所の方にもしっかり伝えておくことが大切です。
騒音が発生する可能性のある日時や、いつまで工事が続くのかなど、具体的なスケジュールを前もって知らせておきましょう。
ご近所の方への挨拶は、業者が行うのが一般的です。
施主様ご本人も一緒に挨拶に伺うことで、より誠意が伝わります。
浜翔ペイントでも、工事を始める前の挨拶回りを行っております。
「どのように挨拶をしたらいいか分からない」と疑問をお持ちの方は、ぜひ当社にご相談ください!
②汚れ残りがある
業者の技術力が足りず、高圧洗浄をしても汚れが残ってしまうトラブルです。
先にもお伝えしたように、汚れが残った状態で塗装をしても、数年で塗装が剥げてしまうような施工不良に繋がりかねません。
高圧洗浄後も汚れているようであれば、業者に確認してやり直してもらうのが懸命です。
また、はじめから施工実績が豊富な業者に依頼するのも重要なポイントです。
③室内が濡れる
水圧の調整を怠って、窓周りのコーキング部分や外壁のひび割れも強い勢いで洗浄した結果、室内に水が入り込む事例もあります。
高圧洗浄機の水圧は、外壁の状態に応じて適宜調節する必要があるのです。
室内が濡れているのを発見したら、すぐに業者に伝えるようにしてください。
また、ご家族の方が作業中に窓を開けて室内に水が入り込むパターンもあります。
高圧洗浄を行う日は、あらかじめご家族の方にも伝えるようにしてください。
注意してほしい業者の2つの特徴
ここでは、注意してほしい悪徳業者の特徴を2つお伝えしています。
ぜひ、業者選びをする際の参考にしてください。
①2時間で終了!?作業時間が短すぎる業者
高圧洗浄を2時間足らずで終えてしまうような、作業時間が極端に短い業者には注意してください。
古い塗膜やカビや苔といった頑固な汚れを落としきれていない可能性があります。
先にもお伝えしたように、高圧洗浄は1日がかりで行うのが基本です。
その後、さらに1日かけて乾燥時間を設けます。
2時間程度で高圧洗浄を終えてすぐに塗装作業に入るような職人は、手抜きをする業者と考えて間違いありません。
万が一そのような業者に当たったら、汚れがきちんと落ちているかチェックし、作業の工程を再度確認してもらいましょう。
②高圧洗浄無料をアピールする
「高圧洗浄を無料で行います」とうたう業者も、警戒した方が良いでしょう。
安さをアピールするために高圧洗浄を無料にすると言っているだけで、実際は費用を塗装代などに上乗せしている可能性があります。
信頼できる業者は、工事の内容を細かく見積書に記載するものです。
「高圧洗浄無料」は契約を結ばせるためのセールストークの可能性が高いので、そのような提案をする業者はおすすめできません。
まとめ
今回は、「外壁塗装の高圧洗浄」について詳しくお伝えしました!
高圧洗浄の工程には、以下のような目的がありました。
- 外壁の汚れを洗い落とす
- 塗装の仕上がりを綺麗にする
- 塗料の密着性が高まり、塗装が長持ちする
高圧洗浄で外壁の状態を綺麗にリセットすることが、外壁塗装を美しく仕上げて長持ちさせる秘訣です。
半日〜1日かけて丁寧に高圧洗浄をすることが重要なポイントでした。
2時間ほどで作業を終えてしまうような業者は、手抜きの可能性が高いので十分注意してください。
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