外壁塗装について
外壁塗装はDIYできる?メリットデメリットや塗装手順をご紹介
外壁塗装を業者に依頼するには、ある程度の大きな金額が必要です。
「DIYで外壁を塗装したら、人件費などの施工費用がかからず安く済ませられるのでは?」と考えたことのある方も多いのではないでしょうか。
確かに、プロに依頼するよりご自身で施工する方が安上がりです。
しかし、DIYで行う外壁塗装には施工不良や転落などのリスクも存在します。
また、塗装に必要な道具や正しい手順なども把握しておかなければなりません。
そこで本記事では、神奈川県横浜市・川崎市で外壁屋根塗装を手がける「浜翔ペイント」が、「外壁塗装のDIY」について詳しく解説しました。
・外壁塗装をDIYするメリットとデメリット
・外壁塗装をDIYする際に必要な道具
・外壁塗装の手順
などについて詳しくご案内しています。
塗料の基礎知識もお伝えしているので、本記事を読めば外壁塗装の流れが一通り把握していただけますよ。
記事の最後では、プロにお安く依頼するコツもご紹介しました。
外壁塗装を検討している方はぜひ読んでみてください。
外壁塗装はDIYで施工できる?
外壁塗装の施工は、DIYで行うことも不可能ではありません。
ただ、さまざまなメリットがある一方、落下の危険や施工不良などのリスクが付きまとうのも事実です。
DIYで外壁塗装を行うメリットとデメリットを最初にお伝えするので、ぜひチェックしてみてください。
外壁塗装をDIYで行うメリット
はじめに、外壁塗装をDIYで行うメリットをお伝えします。
①安く済ませられる
DIYで外壁塗装を行う最大のメリットは、施工費用を安く抑えらえる点にあります。
ただ、DIYで外壁塗装を行う場合でも、道具や塗料、足場代などを合計すると30万円以上の費用はかかってくるもの。
一番安いプランでプロにお願いすれば、DIY施工の倍ほどの値段で外壁塗装が依頼できることもあります。
失敗のリスクを背負いながら、大変な思いをして自分で施工をするくらいなら、始めからプロにお願いしてしまうことをおすすめします。
②自由にスケジュールが組める
DIYなら、工事の日程を気にすることなく好きなタイミングで施工ができます。
天候が安定しやすい春や秋などは、外壁塗装業界の繁忙期に当たるため、希望の日程通りに工事が行えない場合も。
自由にスケジュールが組めるのは、DIYで施工をするメリットの1つです。
③途中で計画を変えられる
DIYによる施工は、デザインを途中で変更できるのも強みです。
プロに依頼をした場合、途中でデザインを変えることはできません。
好きなタイミングで自分好みに塗装ができるのは、自由度の高いDIYならではな魅力です。
外壁塗装をDIYで行うデメリット
次に、DIYのデメリットをご紹介していきます。
①施工不良のリスク
外壁塗装を行うには、適切な手順や方法を知っておく必要があります。
塗料の希釈の仕方や塗り方だけでなく、適切な乾燥時間や下準備の方法など、施工には膨大な知識が必要です。
また、外壁にひび割れなどの破損があった場合は、塗装をする前に修理補修をする必要も出てきます。
もしも誤った方法で外壁塗装を行えば、光沢が出なかったり塗りムラができたりと、綺麗な仕上がりからは程遠いものになるでしょう。
また、早期に塗膜が剥がれるといったような不具合も生じやすくなります。
正しい方法で外壁塗装を行わなければ、塗料本来の性能も発揮されません。
不具合が起きると結局プロに依頼する羽目になるので、始めから業者に依頼する方が得策です。
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②滑落の危険性
高所を塗装する際は、常に転落の危険性が付きまといます。
一般の方は高所作業に慣れていないため、足を滑らせたり道具を落としたりする可能性がゼロではありません。
脚立やハシゴは安定性に欠けるので、DIYで施工をするなら、できるだけ業者に足場の架設を依頼するようにしてください。
ただ、高所から落下して怪我をしたら本末転倒です。
外壁塗装はプロに依頼した方が得策といえるでしょう。
③近隣トラブルの可能性
万が一、塗料が隣家や隣人の車などに飛び散ってしまった場合、隣人トラブルに発展する可能性があります。
プロによる施工であれば、足場に飛散防止ネットを施すため、飛散の心配をする必要はありません。
隣人トラブルを避けるためにも、外壁塗装はなるべくプロにまかせるようにしましょう。
DIYの外壁塗装に必要な道具一覧
DIYで外壁塗装を行う上で必要な道具を、以下にまとめました。
洗浄 |
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下地処理 |
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養生 |
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塗装 |
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塗料 |
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外壁の洗浄は、高圧洗浄機を使用すれば苔やカビなどのしつこい汚れも綺麗に落とすことが可能です。
用意をするのが難しければ、ホースで水洗いをし、目立つ汚れは中性洗剤をつけたブラシで掃除しましょう。
養生には、マスキングテープとビニールが一体化した「マスカー」の使用が便利です。
外壁塗装の手順
外壁塗装は、以下のような手順で行います。
- 足場架設
- 外壁の洗浄
- 下地処理
- 養生
- 下塗り
- 中塗り・上塗り
- 片付け
それぞれについて詳しく解説していきます。
①足場架設
まず、安全性と作業の効率性を確保するために、「足場」を架設します。
足場の架設のみを引き受けている会社もあるので、必ずプロに依頼するようにしてください。
なお、脚立やハシゴを使って高所作業をするのは、安定性に欠けるため大変危険です。
道具の置き場所の確保もままならず、非効率なため、脚立やハシゴで外壁塗装をするのは避けましょう。
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②外壁の洗浄
塗装に入る前に、外壁を綺麗に「洗浄」します。
外壁面に苔や埃などの汚れがあると、塗料が綺麗に密着しません。
塗りムラや剥がれなどの施工不良につながるため、丁寧に行いましょう。
洗浄をした後は、すぐに次の工程に移るのではなく、しっかりと外壁を乾燥させてください。
③下地処理
洗浄が終わったら、必要に応じて「下地処理」を行い、外壁面を整えます。
ひび割れが発生していたら、コーキング剤を充填して補修しましょう。
鉄部に錆がある場合は、ワイヤーブラシやサンドペーパーで綺麗に取り除きます。
④養生
外壁面が綺麗になったら、塗装箇所以外の部分に塗料が付着しないよう、ビニールやマスカーを使って「養生」をします。
窓や玄関の開口部、エアコンの室外機、換気扇の排気口など、外壁塗装と関係のない箇所をしっかりカバーしてください。
家屋だけでなく、車やバイクなどの養生も忘れずに行いましょう。
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⑤下塗り
養生が終わったら、いよいよ塗装です。
上塗りをする前に、まずは「下塗り塗料」を塗布します。
下塗りには、上塗り塗料を綺麗に密着させる効果があるため、外せない工程です。
塗布する際は、ローラーで素早く均一に塗っていきます。
細かい箇所は刷毛を使用し、塗り残しの無いようにしてください。
乾燥時間は製品によって異なります。
説明書をよく読んで、規定の乾燥時間を守りましょう。
⑥中・上塗り
下塗りの後は、「中塗り・上塗り」を行います。
上塗り塗料を重ねて塗ることで、耐久性がアップし、発色も良くなります。
中塗りをした後は、下塗りと同様、しっかりと乾燥時間を置くようにしましょう。
⑦片付け
外壁塗装が終わったら、養生を丁寧に剥がしていきます。
足場の解体は、依頼した業者が行います。
外壁塗装の塗料の基礎知識
ここでは、外壁塗装に使用する塗料の基礎知識をまとめました。
ぜひ、塗料選びの際の参考にしてください。
下塗り
下塗りには、外壁材が上塗り塗料を吸い込むのを防止し、塗料の密着性を上げて耐久性を良くする効果があります。
下塗り用の塗料には、主に以下の2つの種類があります。
シーラー |
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フィラー |
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DIYにおすすめなのは、一般の方でも扱いやすい水性のシーラーです。
ただ、上塗り塗料の製品によっては、専用の下塗り塗料が販売されている場合があります。
その際は、製品の規定に従うようにしてください。
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上塗り
上塗り塗料にも、さまざまな種類があります。
耐久性が優れているものは、塗料の単価が高くなる傾向です。
以下に、塗料の種類と耐用年数の目安をまとめました。
ウレタン塗料 | 1,400〜2,500円/m2 | 5〜10年 |
シリコン塗料 | 1,800〜3,500円/m2 | 10年 |
フッ素塗料 | 3,000〜5,000円/m2 | 15〜20年 |
無機塗料 | 5,000〜5,500円/m2 | 20年以上 |
DIYをするなら、扱いが簡単な水性のシリコン塗料がおすすめです。
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プロにお得に依頼するコツ
失敗のリスクを避けるためにも、外壁塗装ははじめからプロに依頼する方が得策です。
ただ、業者に依頼するなら少しでも安く頼みたいと思うものではないでしょうか。
実は、少しのコツでお得に施工することが可能です。
外壁塗装を依頼する際は、ぜひこちらで紹介するやり方を試してみてください。
①自社施工の業者に依頼する
外壁塗装を依頼するなら、ホームセンターや大手のハウスメーカーよりも、自社施工を行う地域密着型の業者がおすすめ。
自社スタッフが施工を担う業者は、下請け料が発生しないので、大手よりも施工価格が安めであることがほとんどです。
業者選びをする際は、まず、お住まいの地域の屋根・外壁塗装業者を探してみましょう。
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②相見積もりを取る
業者を探す際は、3社以上に見積もりを取り、価格を見比べることが大切です。
外壁塗装の価格設定は、業者によってかなり違いがあります。
1社だけを見て即決をするのではなく、多少時間がかかったとしても、複数社と比較するようにしてください。
③自然災害には火災保険を
台風や大雨で雨漏りが生じた場合など、自然災害を原因とする外壁の不具合には、火災保険が適用されることがあります。
経年劣化による破損は対象外ですが、台風や積雪などの心当たりがあるのであれば、契約している保険会社に問い合わせてみるのも1つの手です。
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まとめ
今回は、「外壁塗装のDIY」について詳しくお伝えしました。
外壁塗装をDIYで行うことは不可能ではありません。
しかし、DIYには以下のようなデメリットがありました。
- 施工不良
- 転落のリスク
- 塗料の付着などによる近隣トラブル
節約のためにDIYで外壁塗装をしたとしても、施工不良が起きれば、結局プロに依頼をして塗装をやり直す羽目になります。
外壁塗装は、はじめから腕が確かな専門業社に依頼する方が断然おすすめです。
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