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外壁塗装について

外壁の二色塗り分け塗装とは?サイディングのデザインを守る方法

外壁の二色塗り分け塗装とは?サイディングのデザインを守る方法

レンガ調やタイル調の窯業系サイディングは、単色で塗装をするとデザインが潰れて魅力が半減してしまいがち。
そんな窯業系サイディングのデザインを守る施工方法に、「二色塗り分け塗装」があります。

ただ、二色塗り分け塗装は、単色塗りやツートン仕上げと違って耳慣れない工法なので、「あまりイメージが湧かない」という方も多いはず。
そこで今回は、神奈川県横浜市・川崎市で外壁屋根塗装を手がける「浜翔ペイント」が、「外壁の二色塗り分け塗装」について詳しく解説しました。

・二色塗り分け塗装のメリットとデメリット
・二色塗り分け塗装の手順
・その他の塗装方法

を分かりやすく解説しています。

外壁塗装で失敗しないための、色選びのコツも3つお伝えしました!
窯業系サイディングの塗装のやり方にお悩みの方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

外壁の二色塗り分け塗装とは?

 

外壁の「二色塗り分け塗装」は、レンガやタイル、石積み調など、表面に凹凸をつけてデザインを表現している窯業系サイディングでよく採用されるやり方です。

目地部分とその他のメインの部分を違う色で塗り分けるので、「二色塗り分け」の名前がついています。

 

デザイン性のある窯業系サイディングを単色で塗装すると、模様が塗りつぶされて平面的に見えてしまいます。

二色塗り分け塗装なら、立体感が生まれるため、サイディングのデザインを損ねることなく塗装メンテナンスをすることが可能です。

外壁に二色塗り分け塗装を施すメリット

 

外壁の二色塗り分け塗装のメリットには、以下のようなものがあります。

  • デザインの風合いを残せる
  • 耐久性の向上が期待できる

それぞれについて解説していきます。

デザインの風合いを残せる

二色塗り分け塗装の最大のメリットは、サイディングのデザインの風合いを残すことができる点にあります。

 

2色の塗料を使用して、模様に沿って色を塗り分けるので、新築時の模様を損なうことなく施工することが可能です。

 

外壁の柄にこだわって家を建てたのであれば、模様の風合いを消すことなく塗り替え塗装をしたいと思うもの。

愛着のあるご自宅の外壁のデザインを守りたい方には、二色塗り分け塗装がもってこいです。

耐久性の向上が期待できる

二色塗り分け塗装は、一般的な塗装方法よりも塗料を塗る回数が1回多くなっています

 

単色の塗装よりも塗膜が厚いため、その分丈夫な仕上がりに

紫外線や風雨などの刺激から、大切な外壁をしっかりと守ることができます。

外壁に二色塗り分け塗装を施すデメリット

 

二色塗り分け塗装にはメリットがある一方、次のようなデメリットも存在します。

  • 単色塗装より値段が高い
  • 工期が長め

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

単色塗装より値段が高い

二色塗り分け塗装は、単色塗りよりもコストがかかることがデメリット。

単色塗りよりも、使用する塗料の量と工程にかかる人件費が多いため、施工費用は必然的に高くなります。

工期が長め

二色塗り分け塗装は、単色塗りよりも工期が長いのも特徴です。

 

単色塗りでは塗料を3回重ねて塗るのが一般的ですが、二色塗り分け塗装は4回塗装を行います

塗料を塗るたびにしっかり乾燥時間をおく必要があるうえ、全体を塗装した後に細かい部分を修正していくため、工期は長くなりがち。

 

外壁に二色塗り分け塗装を施すのであれば、余裕を持ってスケジュールを組むことをおすすめします。

 

▶︎神奈川県横浜市・川崎市で屋根・外壁塗装をするなら「浜翔ペイント」

二色塗り分け塗装の手順

 

二色塗り分け塗装は、以下のような手順で行います。

  1. 足場の架設
  2. 高圧洗浄
  3. 養生
  4. 下塗り
  5. 中塗り
  6. 中塗り2回目
  7. 上塗り
  8. 細部の修正

「下塗り→中塗り→上塗り」の工程で施工する単色塗りよりも、塗装の工程が1つ多くなることが特徴です。

それぞれの工程について、詳しくお伝えしていきます。

①足場の架設

外壁の二色塗り分け塗装を行う際、はじめに「足場」を架設します。

 

足場は、職人の安全性と作業効率の良さを確保するために欠かせないもの

足場にメッシュシートを施すことで、塗料の飛散を防ぐ役割もあります。

 

足場の架設費用は20万円前後と、決して安いものではありませんが、施工の品質を保つためにも必ず必要です。

 

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②高圧洗浄

塗装を行う前に、「高圧洗浄機」を使用して外壁の汚れを取り除きます。

 

外壁に、砂埃や苔・カビなどの汚れが付着していると、塗料が綺麗にのりません。

塗料がしっかり密着するよう、丁寧に洗浄を行います

 

高圧洗浄が終わったら、乾燥時間を置いて、外壁を乾かします。

 

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③養生

塗料を塗布し始める前に、ビニールやマスキングテープを使って「養生」を施します。

 

窓や玄関ドアなど、外壁面以外の箇所に塗料が付着するのを防ぐことが目的です。

 

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④下塗り

養生が終わったら、いよいよ塗装の工程です。

まず、「下塗り材」を塗布して、外壁面を整えます。

 

下塗り材には、塗料の密着性を良くし、耐久性を上げる効果があります。

 

遮熱性に特化したものや、防カビ効果のあるものなど、さまざまな機能の製品が販売されているので、住環境に合ったものを選択するとより効果的です。

 

下塗りを施したら、規定の乾燥時間を置きます。

 

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⑤中塗り

下塗りが乾いたら、「中塗り」です。

二色塗り分け塗装では、この時に目地の色の塗料を使用して外壁全体を塗装します

 

塗装をしたら、しっかりと乾燥させます。

⑥中塗り2回目

中塗り用の塗料が乾いたら、1回目の中塗りで使用したものと同じ塗料で再び外壁を塗装します

 

なお、単色塗りにはこの工程はありません。

塗装が1回多い分、より強い塗膜が形成されます

⑦上塗り

2回目の中塗り用の塗料が乾いたら、次はメインカラーで「上塗り」を行います。

 

この時、目地部分に上塗り塗料が付着しないよう、細心の注意を払いながら塗装をします

 

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⑧細部の修正

上塗りが終わったら、最後は「細部の修正」です。

 

目地部分に付着した上塗り塗料を消すように細い筆で綺麗に修正したら、施工は完了です。

ツートンカラー仕上げとは?

 

二色塗り分け塗装と名前の雰囲気がよく似た施工方法に、「ツートンカラー仕上げ」があります。

 

ツートンカラー仕上げは、異なる2色の塗料を、場所ごとに塗り分ける工法のこと。

1階や2階で色を分けたり、バルコニー部分だけ違う色を採用したりすることで、オリジナリティを演出します。

 

塗料を塗り重ねる二色塗り分け塗装とは違い、単色の塗料を複数箇所に塗装する点がポイントです。

 

▶︎ツートンカラー仕上げの施工事例はコチラ

その他の塗装方法

外壁塗装のやり方には、ここでご紹介した「二色塗り分け塗装」や「ツートンカラー仕上げ」だけでなく、他にも以下のような工法があります。

  • 単色塗り
  • クリア塗装
  • 多彩模様塗装

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

単色塗り

 

単色塗り」は、1色の塗料で外壁全体を塗り上げる工法です。

 

使用する塗料の種類が少ないので、施工価格が抑えられる点がメリット。

シンプルで落ち着いた雰囲気が好きな方にもおすすめです。

 

▶︎単色塗りの施工事例の詳細はコチラ

 

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クリア塗装

 

 

クリア塗装」は、色の付いていない透明な塗料を使用した施工のこと。

 

外壁の二色塗り分け工法と同じく、レンガ調やタイル調など、デザイン性のある窯業系サイディングなどの塗装に採用されます。

無色の塗料を使うので、外壁の模様を消すことなく、新築時の美しい艶を取り戻すことが可能です。

また、防サビ・防藻効果をアップさせる効果も期待できます。

 

ただ、クリア塗装は透明な塗料を使う分、色褪せやひび割れなどの傷みを隠すことができません。

クリア塗装を検討中の方は、外壁の傷みが進む前に早めに業者に依頼をするようにしてください

新築後10年未満を目安にすると良いでしょう。

 

▶︎クリア塗装の施工事例の詳細はコチラ

 

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多彩模様塗装

 

多彩模様塗装」では、4〜5色ほどの特殊なチップを混ぜた塗料を用います

天然石のような高級感のある見た目に仕上がることが特徴です。

 

ただ、多彩模様塗装は、やり方を誤ると色ムラが生じやすい施工方法でもあります。

施工には熟練の技が必要なので、多彩模様塗装をご希望の方は、業者に施工実績があるかどうか確認することをおすすめします。

色選びを成功させるコツ

二色塗り分け塗装 色選びを成功させるコツ

 

最後に、二色塗り分け塗装の色選びを成功させるために押さえておきたいポイントを、3つご紹介します。

 

ぜひ、施工を依頼する際の参考にしてください。

①大きい色見本を用意してもらう

面積効果

 

塗料の色を確認する際に使用する「色見本」は、必ずA4サイズほどの大きなものを用意してもらいましょう

小さな色見本だけを見て外壁の色を決めてしまうと、イメージとは異なる仕上がりになる可能性があります。

 

その理由は、「面積効果」です。

 

面積効果とは、表面積の大きさによって色の見え方が異なる現象のこと。

具体的には、以下のように色の見え方が変わってきます。

  • 明るい色は面積が広くなるとより明るく見える
  • 暗い色は面積が広くなるとより暗く見える

 

外壁面は、色見本に比べて面積がかなり大きくなります。

施工後のミスマッチを防ぐためにも、なるべく大きな色見本を用いて色を確認するようにしてください。

②色見本は太陽光の下で見る

色見本を見る時は、屋内ではなく、必ず太陽光の下で確認するようにしましょう。

 

蛍光灯の下と太陽光の下では、実際の色の見え方が異なるものです。

 

業者によっては、外壁の小さな範囲に候補の塗料を塗ってみて、実際の色の見え方を確認させてくれる会社もあります。

見積もりを依頼する際は、塗料を外壁に塗って色の出方を確認できるかどうか尋ねてみるのも良いでしょう。

③カラーシミュレーションを参考にする

外壁の色選びをする際は、PCやスマホを使ってカラーシミュレーションを行うのも良い方法です。

気になる色をクリックするだけで希望の色が表示されるので、施工後の仕上がりのイメージが掴みやすくなります

 

会社によっては、業者側が独自にカラーシミュレーションを行ってくれる場合もあるでしょう。

 

ただ、タブレットやPCの画面越しに見る色と、実際に外壁に塗装した場合の色の見え方はかなり異なります。

カラーシミュレーションを使用する際は、あくまで「仕上がりイメージを確認するためのもの」と割り切るようにしてください。

 

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まとめ

 

本記事では、「外壁の二色塗り分け塗装」について詳しくお伝えしました。

 

「二色塗り分け塗装」では、2色の塗料を塗り重ねることで、サイディングの模様を活かした塗装が可能です。

また、塗装回数が1回多い分、塗膜が丈夫になるというメリットもありました。

 

一般的な単色塗りに比べると施工価格は高くなりますが、外壁のデザインを守る塗装がしたい方には、大変おすすめな塗装方法です。

 

 

 

 

神奈川県横浜市・川崎市で外壁塗装を検討されている方は、ぜひ屋根・外壁塗装専門店の「浜翔ペイント」にご相談を!

現場調査でお客様のご要望を丁寧にヒアリングし、外壁の状態にピッタリ合った施工方法をご提案いたします。

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