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外壁塗装について

外壁塗装の足場は必要?費用相場やトラブルをご紹介

外壁塗装の足場は必要?費用相場やトラブルをご紹介

屋根・外壁塗装の現場で必ず設置される「足場」。
足場は工事費用の2〜3割程度を占めるため、「工事代を安くするために足場代を省けないか?」と考える方もいらっしゃることでしょう。

そこで本記事では、神奈川県横浜市・川崎市で外壁屋根塗装を手がける「浜翔ペイント」が、「足場の必要性」について詳しく解説しました。
他にも、以下の内容に触れています。

・足場の費用相場
・狭小地ではどのような対応をするか
・足場の設置でよく見られるトラブル

足場を組むことで、安全性が確保されるだけでなく、職人の作業効率も良くなります。
工事の品質にも関わることなので、屋根・外壁塗装を検討されている方は、ぜひ足場についてもチェックしてください。

外壁塗装の「足場」とは?

外壁塗装や屋根塗装工事における「足場」とは、建物の周囲をぐるりと取り囲むように金属の支柱や踏み板を組んで、職人が作業するスペースを確保するためのものです。

 

まずは、「足場の必要性」や「足場の設置に必要な時間」について、詳しく解説していきます。

外壁塗装に足場はなぜ必要?

外壁や屋根塗装の現場で足場が必要となる理由に、大きく以下の3つがあります。

  1. 職人の安全性を確保する
  2. 施工の品質を安定させる
  3. 塗料の飛散を防止する

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

①職人の安全性を確保する

画像引用:厚生労働省・都道府県労働局・労働基準監督署

 

足場の設置は、屋根・外壁塗装で高所作業をする職人の安全性を確保するために絶対に必要です。

厚生労働省の「労働安全衛生規則第」においても、高さ2m以上の場所で作業をする場合は足場を設置し、手すりを設けるよう定めています。

 

また、足場にメッシュシートを設けることで、転落を阻止するだけでなく、落とした工具が人や物にぶつかるのを防ぐ役割も。

 

時々、足場なしで塗装を試みようとする方もいらっしゃいますが、高所でのDIY作業は常に転落のリスクがあるため大変危険です。

屋根・外壁塗装をお考えの方は、足場による徹底した安全策をとっている専門業者に施工を依頼するようにしましょう。

 

参考:労働安全衛生規則

②施工の品質を安定させる

足場には、施工の品質を保つための大切な役割もあります。

足場を設置することで、足元もしっかり安定し、作業スペースも確保できるため、効率よく作業を進めることが可能です。

 

足場のない不安定な状態で施工をすると、常に危険が伴うため、集中して作業をすることが困難です。

足場は、屋根・外壁塗装の品質を保つことにも一役買っています。

③塗料の飛散を防止する

足場を設置する際にメッシュガードを取り付けることで、高圧洗浄時の水や余分な塗料が飛散するのを防ぎます

 

特に、余分な塗料が施工箇所と関係ないところについてしまうのは、仕上がりが汚くなるため、なんとしても防ぎたいところです。

万が一隣家に塗料が付くと、近隣トラブルに発展しかねません。

 

塗料の飛び散りを防いで、スムーズに施工を進めるためにも、足場の設置はとても重要です。

足場の設置・解体にかかる作業時間

足場の設置・解体にかかる作業時間の目安は、以下のようになっています。

  • 設置→6〜8時間前後
  • 解体→3〜5時間前後

家屋の面積や屋根の形状によって作業時間は異なりますが、設置と解体のいずれも1日で完了するのが一般的です。

 

ただ、悪天候の日は、部品が風で飛ばされたり転落したりする危険性があるため、作業が中断されることも。

安全性が確保できなければ作業ができないため、台風シーズンや天候が崩れやすい冬場は、工期が長くなる場合があります。

足場代の相場

ここでは、足場の設置にかかる費用の目安について解説していきます。

費用の目安

足場代は、施工費用の20〜30%を占めるとされています。

建物の外周×足場の高さ×単価」の計算しきで算出するのが一般的です。

単価の相場は、1平方メートルにつき650~1,000円ほどとなっています。

 

坪数ごとの足場代の目安を、以下にまとめました。

坪数 足場面積 費用の目安
25坪 170〜184m2 110,500〜184,000円
30坪 185〜199m2 120,250〜199,000円
35坪 200〜214m2 130,000〜214,000円
40坪 215〜229m2 139,750〜229,000円
45坪 230〜244m2 149,500〜244,000円

 

一般的な30坪の二階建て住宅で、12〜20万円前後となっています。

 

足場代の価格設定は業者によって違うので、詳細が知りたい方は無料のお見積もりサービスを利用してください。

2〜3社に相見積もりを取ると、お住まいの地域の適正金額がよく分かるのでおすすめです。

 

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「足場代無料」は実際どう?

屋根・塗装業者の中には、「足場代無料」をうたう会社が存在します。

足場代がタダになるのでお得感があるように思えますが、実際はお客様にメリットがもたらされることはありません

足場代無料で安さを演出しながら、他の項目に金額を上乗せしている場合がほとんどだからです。

 

今日契約をすると足場代が無料になる

近隣で外壁塗装をしていて運搬費を削れるため、今なら足場代を無料にできる

 

などと、訪問営業をかける業者もいますが、契約を迫るためのセールストークに過ぎないので即決はしないようにしましょう。

 

足場代無料に惑わされず、冷静に対応するようにしてください。

足場代が高くなるケース

ご自宅の造りによっては、足場代が高くなる場合があります。

特に、以下のようなケースでは足場代がかさみがちです。

  • 足場の設置スペースが狭い
  • 屋根が急勾配
  • 3階建てなど高さのある建物
  • 自宅の前に作業用の車を駐車できない など

隣家との間隔が狭く、足場の設置スペースが取れない場合、組み立てに手間がかかるため足場代が余分にかかります。

また、敷地の前に車が駐車できない場合も、資材を運ぶための運搬費用が別途必要になる場合があるため注意が必要です。

狭小地でも足場は設置できる?

設置スペースの狭い敷地であっても、足場を設置することは可能です。

一般的な足場であれば、70cm前後の幅があれば十分仮設できます。

 

幅が30cmほどしかない場合は、狭小地専用の部材を使用します。

 

どうしても足場の設置が難しい場合は、隣家の敷地を借りることも。

その場合は、事前に土地の所有者に許可をもらわなければいけません。

よほどのことがない限り了承してくれることがほとんどですが、トラブルを避けるため、隣人に工事の説明をしっかり行うことが大切です。

代表的な足場の組み方

一言で足場といっても、様々な種類があります。

ここでは、代表的な以下の3つをご紹介します。

  • クサビ足場
  • 単管足場
  • 単管ブラケット足場

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

クサビ足場

クサビ足場」は、両端にクサビと呼ばれる尖ったパーツを有するブラケットを支柱に差し込み、踏み板や階段などを配置して設置します。

設置・解体が容易なうえ短い作業時間で完了するため、現在はクサビ足場が主流となっています。

 

設置自体は簡単ですが、ハンマーで部材をしっかり打ち込むので安定感は抜群です。

単管抱き足場

画像引用:一般社団法人 中小建設業特別教育協会

 

単管抱き足場」は、鉄パイプを接続金具とボルトで固定して設置します。

 

狭小地でも設置できるのがメリットですが、設置・解体に時間がかかるうえ、安定性に欠けるので、今ではあまり採用されなくなりました。

単管ブラケット足場

画像引用:一般社団法人 中小建設業特別教育協会

 

単管ブラケット足場」は、単管パイプをボルトで固定し、踏み板を設置して組み上げます。

 

単管足場同様、ボルトを締め上げるための時間が必要ですが、安定性に優れており強風にも耐えうる仕様です。

高さの調整も容易なため、マンションや3階建ての家屋など、高さのある現場でよく採用されています。

足場設置をめぐるトラブル3選

足場設置をめぐるトラブル

屋根・外壁塗装には欠かせない足場ですが、稀に足場設置をめぐるトラブルが発生することがあります。

ここでは、よくある事例を3つ取り上げました。

設置・解体時の騒音

事例としてよく挙げられるのが、足場の設置・解体時の騒音トラブルです。

足場は、安定性を確保するために、設置や解体の際にパーツ同士をハンマーで打ち付ける必要があります。

 

ハンマーの音は周囲に響きやすいため、お子様の昼寝や在宅ワークの妨げになることも。

 

何の説明もなく突然工事の騒音が鳴り響くと、近隣住民を戸惑わせてしまいます。

足場を設置する際は、必ず事前に近所の方へ「騒音が発生する可能性」を伝えるようにしましょう。

足場が隣家にはみ出してしまう

敷地が狭く、足場が隣家にまではみ出してしまう場合は、事前に土地を使用させてもらうための許可を取る必要があります。

 

工事中は作業音や業者の出入りで迷惑をかけてしまう場合があるため、工期や工事の内容についてきちんと隣人に説明しておきましょう。

使用したい面積の大きさなど、具体的な説明が必要なので、挨拶をする際は施工業者について来てもらうと安心です。

車や家屋を破損してしまう

足場の部材を運んだり組み立てたりする際に、足場材が車や家屋にぶつかり破損させてしまう事例です。

万が一隣家の所有物を破損させてしまった場合は、速やかにお詫びし、弁償しなければなりません。

 

足場の設置を下請け業者に任せている場合は、事故の責任がどこにあるのかが曖昧になり、話し合いに時間がかかる場合があります。

施工に入る前に、万が一事故が発生した際にどのような対応をしてもらえるか業者に確認しておくと安心です。

まとめ

今回は、屋根・外壁塗装の「足場」について詳しく解説しました。

足場には、職人が安全に作業できるようにするだけでなく、施工の品質を安定させたり塗料が飛び散るのを防ぐ役割がありました。

 

足場を設置せずに塗装作業を行うことは、落下の危険性があり大変危険です。

塗装の現場では必ず足場を設置するものと考えると良いでしょう。

また、「足場代無料」という美味しい話は基本的にあり得ないので、都合の良い言葉でセールスをする訪問営業には気をつけてください。

 

神奈川県横浜市・川崎市の屋根・外壁塗装専門店「浜翔ペイント」では、お見積もりサービスを無料で行なっております。

足場のことはもちろん、塗装や修理にまつわる工事内容についても丁寧にご説明させていただきます!

屋根・外壁塗装にご興味のある方は、ぜひLINEでお気軽にご連絡ください。

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