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屋根塗装について

【屋根塗装】ガルバリウム鋼板の最適なメンテナンス時期は?

【屋根塗装】ガルバリウム鋼板の最適なメンテナンス時期は?

金属屋根の中でもサビに強く、軽量なことから、多くの住宅の屋根に使用されている「ガルバリウム鋼板」。
耐久性が高いことからメンテナンスフリーであるとの印象を持たれがちですが、実は屋根塗装による定期的なメンテナンスが必要です。

そこで本記事では、「ガルバリウム鋼板の屋根塗装のタイミングが分からない…」という方に向け、神奈川県横浜市・川崎市で外壁屋根塗装を手がける「浜翔ペイント」が、「ガルバリウム鋼板の屋根塗装」について詳しく解説しました。
以下の内容について分かりやすく説明しています。

・ガルバリウム鋼板を屋根塗装する時期の目安
・ガルバリウム鋼板屋根のメンテナンスのサイン
・ガルバリウム鋼板の屋根塗装の費用相場

本記事を読むだけで、ガルバリウム鋼板の屋根塗装の基礎知識が学べます。
ガルバリウム鋼板屋根のメンテナンスを検討している方は、ぜひチェックしてください!

ガルバリウム鋼板を屋根塗装はいつ行うべき?

ガルバリウム鋼板を使用している屋根の塗り替え時期の目安は、15〜20年ほどとされています。

 

アイジー工業が販売する人気屋根材「スーパーガルテクト」の、メーカー保証期間を見てみましょう。

 

メーカーの保証期間
塗膜 15年
赤さび 20年
穴あき 25年

 

塗装の保証期間は15年と定められているため、新築から15年程度で最初のメンテナンス時期が訪れることになります。

 

ただし、これはあくまでも目安でしかありません。

沿岸部など、塩害が懸念される地域では、10年ほどで塗膜が劣化することも。

数字を鵜呑みにするのではなく、色褪せやサビが気になった時点で業者に屋根塗装を依頼することをおすすめします。

 

また、屋根には、塗装だけでなく、シーリングの傷みや棟板金の釘の緩みなど、さまざまな劣化症状が見られる場合があります。

劣化を放置すると、傷んだ部分から雨水が入り込みやすくなるため、5年を目安に定期点検を受けると安心です。

 

なお、ガルバリウム鋼板自体の寿命はは25〜35年とされています。

 

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ガルバリウム鋼板の特徴

画像引用:アイジー工業「スーパーガルテクト」

 

ここでは、ガルバリウム鋼板の特徴について解説いたします。

ガルバリウム鋼板とは?

ガルバリウム鋼板」は、1970年代の初めにアメリカで生まれた金属屋根材です。

本来はサビやすい鉄の周りを、ガルバリウムと呼ばれる「アルミニウム+亜鉛+シリコン」でできたメッキで加工しています。

鉄の耐久性の良さを活かしつつサビにも強く造られているため、現在では多くの新築住宅で採用されるようになりました。

 

また、ガルバリウム鋼板は、軽量で家屋に負担がかかりにくいのも魅力です。

120平方メートルの屋根で比較した場合、瓦とガルバリウム鋼板では以下のような違いがあります。

  • 瓦→約6,000kg
  • ガルバリウム鋼板→約600kg

瓦屋根と比べると、ガルバリウム鋼板の方が10分の1も軽いのです。

屋根が軽い方が、地震が起きた際に家屋の揺れ幅が小さくなるため、地震の多い日本の建築に適しているとして人気を集めています。

 

参考:アイジー工業「スーパーガルテクト」

ガルバリウム鋼板に屋根塗装が必要な理由

冒頭でもお伝えした通り、ガルバリウム鋼板の屋根は定期的に屋根塗装によるメンテナンスが必要です。

サビに強く耐久性に優れているからといって、メンテナンスフリーなわけではないので注意してください。

 

屋根は紫外線や風雨に常にさらされており、塗料が劣化しやすい箇所でもあります。

塗料が劣化すると、防水性が低下するため、屋根材にとっては大ダメージです。

また、劣化で屋根が変色すると、家屋全体がくすんで見え、見た目にもあまり良くありません。

 

こまめにメンテナンスを施すことで、屋根材のもちを良くする効果が期待できます。

変色やサビが見られるようになったら、なるべく早く塗り替え塗装を行いましょう。

ガルバリウム鋼板のよくある劣化症状

ガルバリウム鋼板の劣化症状

ここからは、ガルバリウム鋼板を使用した屋根によく見られる劣化症状についてご説明します。

ご自宅の屋根に当てはまるものがないか、ぜひチェックしてください。

①屋根の色褪せ

屋根の表面がくすんで、新築時と色味が変わってしまっていたら、塗膜が劣化し始めている証拠です。

 

紫外線の影響で塗膜が劣化すると、塗料に含まれる成分が分離し、粉状になって屋根の表面に吹き出します。

この「チョーキング」と呼ばれる現象が起きていたら、屋根塗装を検討し始める合図です。

 

この、屋根の色褪せは、まだ劣化の初期段階です。

メンテナンスを急ぐ必要はありあませんが、早めに手を打つことで屋根材の劣化の進行を遅らせることができます。

 

なお、チョーキングが起きているかどうかを、屋根に上がって自分で判断するのは大変危険です。

色褪せが気になったら、プロに依頼して屋根の状態を確認してもらうようにしてください。

 

■関連記事

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②屋根がサビている

ガルバリウム鋼板の屋根にサビが見られたら、注意が必要です。

ガルバリウム鋼板に発生する屋根には、主に以下の3つがあります。

 

サビの種類 症状
白サビ
  • 白っぽいサビ
  • 亜鉛が酸化することにより発生する
  • 高温多湿な環境や、沿岸部で起こりやすい
赤サビ
  • 経年劣化で塗膜が剥がれることにより生じる
  • 防水性が低下している証拠
  • 広範囲に広がりやすい
もらいサビ
  • サビた雨樋や屋根以外の金具からサビが移ったもの

 

サビは、経年劣化だけでなく、強風による飛来物で屋根に傷がついた際にも発生しやすくなります

台風の後は、屋根に傷みが生じていないかプロに確認してもらうと良いでしょう。

 

また、海沿いの地域は潮風の影響でサビが発生しやすいため、定期的に屋根を洗浄してもらうと安心です。

 

ガルバリウム屋根のサビをそのままにしおくと、屋根全体に広がってしまいます。

初期段階であれば部分修理で対応できますが、サビが広範囲に及ぶと全体的な塗り替え塗装によるメンテナンスが必要です。

メンテナンス費用がかさんでしまうので、サビを見つけたらなるべく早く対処しましょう。

③苔・カビが生えている

苔・カビが生えていたら、塗料の劣化が進行しています。

塗膜が剥がれ、屋根に汚れが溜まり、苔やカビが発生しやすい環境になっているのです。

 

苔・カビが生えていると見た目が悪いだけでなく、雨水が表面に溜まりやすくなり、屋根を傷める原因に。

 

屋根塗装によるメンテナンスを行い、屋根の防水性を復活させましょう。

ガルバリウム鋼板の屋根塗装の費用相場

ガルバリウム鋼板の屋根塗装によるメンテナンスの費用相場は、30〜80万円が一般的です。

ただ、これはあくまでも目安に過ぎず、屋根の劣化状況や使用する塗料のランクによっても価格は大きく変動します。

 

屋根塗装を依頼する際は、2〜3社に相見積もりを取ることで、その地域の平均的な価格を知ることが可能です。

見積書の内容が具体的であるかどうかも併せて確認し、信頼できる業者を選ぶようにしてください。

 

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外壁塗装の費用について

ガルバリウム鋼板の屋根塗装の手順

ガルバリウム鋼板屋根の塗装は、以下のような順番で行います。

  1. 足場の設置
  2. 高圧洗浄
  3. ケレン作業
  4. 下塗り
  5. 中塗り
  6. 上塗り

①足場の設置

初めに、職人が安全に作業を行えるよう、「足場」を架設します。

この時、塗料が屋根以外の箇所につかないよう、しっかり養生することも忘れません。

 

足場には、安全を確保するだけでなく、近隣に塗料が飛び散るのを防いだり、落とした工具が人や物にぶつかるのを防ぐ役割もあります。

 

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②高圧洗浄

足場を設置したら、塗装に入る前に「高圧洗浄」で屋根全体を綺麗にします。

チリなどの汚れがついていたり苔・カビが生えていたりすると、塗料の持ちが悪くなるため、高圧洗浄は重要な工程です。

③ケレン作業

下塗りの前に、屋根に残った塗膜やサビをやすりで削り落とす「ケレン作業」を行います。

屋根が綺麗になるだけでなく、ヤスリで削ることで表面に適度に傷がつくため、塗料が密着しやすくなるという効果があります。

④下塗り

 

下処理が終わったら、いよいよ塗装作業です。

塗料は、「下塗り・中塗り・上塗り」と3回に分けて重ね塗りするのが一般的

 

下塗り剤(プライマー)」には、塗料を屋根材に密着させる効果があります。

ガルバリウム鋼板を塗装する場合は、サビ止め効果のある下塗り剤を使用します。

⑤中塗り

下塗りが乾いたら、「中塗り」です。

中塗りには、屋根の表面に色ムラが発生するのを防ぐ目的があります。

この作業をしっかり行うことで、仕上がりが綺麗になります。

⑥上塗り

最後に、仕上げの「上塗り」をして塗装は完了です。

中塗りと同じ塗料を使用することで、塗装の美しさが長持ちします。

 

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屋根塗装

屋根塗装以外のリフォーム方法

カバー工法

ガルバリウム鋼板の耐用年数を過ぎたら、塗装によるメンテナンスでは劣化を修復することはできません。

その際は、

  • カバー工法
  • 葺き直し

のいずれかの方法で屋根のリフォームを行います。

 

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

カバー工法:既存屋根の上に新しい屋根材を葺く

カバー工法」は、既存の屋根をそのまま残し、新しい屋根材を上から被せるリフォーム方法です。

既存の屋根材を撤去しない分、工期が短く安価に施工できるのが魅力。

 

屋根が二重構造になるため、遮音性や断熱性の向上も期待できます。

 

ただ、屋根の下地を補修することができないので、屋根内部の傷みがひどい場合はカバー工法でリフォームすることはできません。

また、屋根材が二重になるカバー工法は、屋根が重たくなることから2回繰り返して行うことができず、2回目以降は葺き替えで対応することになっています。

 

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葺き替え:屋根材と下地を一新する

葺き替え」は、カバー工法と違い、屋根材を全て撤去してから新しい屋根材を葺き直します

屋根材の下に敷いてある防水紙や野地板も補修できるため、傷みの進んだ屋根全体を一新することが可能です。

 

工数が多くなる分、カバー工法より施工費用は高めではありますが、抜本的な補修ができるので安心して暮らせるというメリットがあります。

まとめ

今回は、「ガルバリウム鋼板の屋根塗装」について詳しくお伝えしました。

ガルバリウム鋼板はサビに強いことが魅力ではありますが、塗膜が劣化したら屋根塗装が必須です。

15〜20年を目安に、メンテナンスをするようにしてください。

 

また、メンテナンスの目安の時期が訪れていなかったとしても、以下のような劣化症状が現れていたら、修理補修を依頼しましょう。

  1. 屋根が色褪せて変色している
  2. 屋根にサビが発生している
  3. 屋根に苔orカビが生えている

 

神奈川県横浜市・川崎市にお住まいで、屋根の傷みが気になる方は、ぜひ屋根・外壁塗装専門店「浜翔ペイント」にご相談を!

屋根のような高いところをご自身で調べるのは、滑落の危険性があり大変危険です。

浜翔ペイントは、ドローンを使用して屋根の劣化症状をしっかり診断いたします。

無料のお見積もりサービスはLINEから簡単にご依頼いただけますので、ぜひお気軽にご利用ください。

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