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屋根塗装について

屋根塗装のシリコン塗料とは?メリット・デメリットと価格の目安

屋根塗装のシリコン塗料とは?メリット・デメリットと価格の目安

屋根塗装の現場で使用されることが多い「シリコン塗料」。
耐久性に優れており、価格も高すぎないため、「塗装業者におすすめされたことがある」という方も多いのではないでしょうか?

でも、シリコン塗料がいくらコスパに優れているとはいえ、実際に依頼をする前に他の塗料との価格の違いも知っておきたいものですよね。
そこで今回は、神奈川県横浜市・川崎市で外壁屋根塗装を手がける「浜翔ペイント」が、「シリコン塗料の特徴」について詳しく解説しました。
本記事では、以下の内容を分かりやすくご紹介しています。

・屋根塗装にシリコン塗料を使用するメリットとデメリット
・シリコン塗料と他の塗料との単価の違い
・屋根にシリコン塗料を塗布する回数

本記事を読めばシリコン塗料の基本が分かります。
最後におすすめのシリコン塗料もご紹介しているので、屋根塗装を検討されている方はぜひ参考にしてください!

屋根塗装のシリコン塗料とは?

まずは、屋根塗装に使われるシリコン塗料の特徴をご紹介していきます。

シリコン塗料の特徴

シリコン塗料」は、シリコン樹脂をもとに作られた塗料のことです。

ケイ素と酸素が交互に結合した安定性の高い「シロキサン結合」を持つのが特徴。

シロキサン結合は200℃以上の環境下でも壊れることがなく、熱に強いため、太陽光や紫外線といった刺激に負けない優れた耐候性を実現しています。

 

シリコン塗料が誕生する前は、アクリル塗料やウレタン塗料が主流でした。

シリコン塗料が開発されてからは、耐久性が強いにも関わらず、値段も高すぎないバランスの良さが人気を呼び、一般的な住宅にも広く普及するようになりました。

 

シリコン塗料が世に出始めたのは1950年代にまで遡り、商品としての歴史が長いため、扱いに慣れている業者が多いのも魅力

商品のバリエーションも豊富なので、屋根塗装の色にこだわりたい方にも一押しです。

屋根塗装にシリコン塗料がおすすめな人

シリコン塗料は、以下のような方におすすめです。

  1. 汚れに強いものを探している
  2. 平均的な価格の塗料を使用したい
  3. 豊富なカラーバリエーションの中から選びたい

次に、シリコン塗料の耐用年数についてご説明します。

シリコン塗料の耐用年数は8〜12年

シリコン塗料の耐用年数は、屋根塗装に使用した場合で8〜12年が目安です。

アクリル塗料やウレタン塗料と耐用年数の長さを比べると、以下のようになります。

  • アクリル塗料→3〜5年
  • ウレタン塗料→5〜7年
  • シリコン塗料→8〜12年

ウレタン塗料と比べてみても、最長で5年ほど長く持つことがわかります。

 

20年ほど持つとされるフッ素塗料や無機塗料に比べると耐用年数は短くなりますが、高耐久シリコン塗料を選べば15年ほど持つ場合も。

 

なお、屋根の方が紫外線の影響を受けやすいため、外壁に使用した場合に比べて耐用年数は少し短めです。

外壁塗装にシリコン塗料を使用した際の耐用年数の目安は、10〜15年ほどとされています。

屋根塗装にシリコン塗料を使う3つのメリット

屋根塗装にシリコン塗料を使うメリット

ここからは、屋根塗装にシリコン塗料を使うメリットを3つご紹介していきます。

①コストパフォーマンスに優れている

シリコン塗料は、アクリル塗料やウレタン塗料に比べ、長期的に見てコストパフォーマンスに優れています

シリコン塗料とその他の塗料の価格と耐用年数の違いを、以下にまとめました。

 

塗料 単価の目安 耐用年数の目安
アクリル塗料 1,000円/m2 3〜5年
ウレタン塗料 1,700円/m2 5〜7年
シリコン塗料 2,300円/m2 8〜12年

 

塗料の単価だけを見ると、アクリルやウレタンの方が安価です。

しかし、耐用年数が短いため、すぐに塗り替えの時期がきてしまいます。

塗り替え塗装には、足場の設置や人件費などがかかるため、いくら塗料の値段が高くても施工に数十万円の費用を支払わなければなりません。

 

参考までに、ウレタン塗料とシリコン塗料を塗り替え塗装した場合の価格の目安を、20年間に区切って表にまとめました。

工事の回数 1回の施工費用の目安 合計金額 差額
ウレタン塗料 4回 35万円 140万円
シリコン塗料 2回 45万円 90万円 -50万円

 

施工費用の合計金額を比べてみると、シリコン塗料の方がウレタン塗料よりも約50万円も安くなる計算になります。

塗料を選ぶ際は、耐用年数を踏まえてお得な方を選ぶのがおすすめです。

②耐候性に優れている

シリコン塗料は、アクリルやシリコンよりも耐候性が良く、劣化スピードの早い屋根塗装にもってこいの塗料です。

 

また、優れた耐候性でしっかり湿気を逃し、塗膜が浮いて剥がれてしまうのを防ぐため、苔やカビが生えやすい日当たりの悪い立地にもおすすめ。

 

光沢保持率も高いため、自然な艶が長続きするのも人気の秘訣です。

③低汚染性に優れている

シリコン塗料は、汚れが付着しづらく、美しい外観を保てるのもメリット。

 

シリコン塗料で塗装された塗膜は親水性があり、汚れが付着しても雨水とともに簡単に流れ落ちます。

 

また、硬い塗膜が油汚れを付きにくくさせるという特徴も。

車の往来が多く、排気ガスの影響を受けやすい立地にもうってつけの塗料です。

屋根塗装にシリコン塗料を使う3つのデメリット

屋根塗装にシリコン塗料を使用するデメリット

メリットの次は、シリコン塗料のデメリットについても解説します。

あらかじめデメリットを知り、しっかり納得した上で塗料選びをすることが、屋根塗装を成功に導く大切なコツです。

①アクリル・ウレタン塗料より1回の施工費用が高い

先にもお伝えしたとおり、塗料の単価がアクリル・ウレタン塗料より高い分、1回にかかる施工費用も高くなります

その耐用年数の長さから塗り替え頻度を減らすことができるので、長い目で見ると節約に繋がりますが、大きな金額をすぐに用意できないという方にはシリコン塗料の使用が難しい場合も。

 

また、5年以内に家屋を解体する場合などは、耐用年数が短いアクリルやウレタン塗料の方がお得になるという見方もできます。

 

とはいえ、シリコン塗料はフッ素塗料や無機塗料に比べて価格は安く、数ある塗料の中でもちょうど真ん中のランクに位置します。

安すぎる塗料に不安を感じる方には、シリコン塗料は大変おすすめです。

②ウレタン塗料よりひび割れしやすい

シリコン塗料の塗膜はウレタン塗料よりも硬いため、地震などの衝撃でひび割れが起きてしまうリスがあります。

ウレタンよりも弾性に劣るため、外壁にひびが入ると、一緒に塗膜もひび割れてしまう場合があるのです。

 

シリコン塗料を使用したいのであれば、業者とよく相談し、既存の屋根材にあった製品を選んでもらうようにしましょう。

 

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③重ね塗りには技術が必要

塗膜の硬いシリコン塗料は密着性がやや弱いため、重ね塗りには技術が必要です。

DIYによる施工は難しいので注意してください。

 

既存塗料にシリコンを使用している場合は、密着性を高めるための下塗り剤を使用する必要があります。

 

シリコン塗料で重ね塗りをするのであれば、会社のHPなどで施工実績を確認し、経験豊富な業者に任せると安心です。

屋根塗装におけるシリコン塗料の価格相場

屋根シリコンプラン 

 

屋根塗装にシリコン塗料を使用した場合の施工費用の相場は、税込30万円前後〜が相場となっています。

各塗料の単価をまとめたものが、以下の表です。

 

単価の目安 耐用年数
アクリル塗料 1,000円〜/m2 3〜5年
ウレタン塗料 1,700円〜/m2 5〜7年
シリコン塗料 2,300円〜/m2 8〜12年
フッ素塗料 3,500円〜/m2 15〜20年
無機塗料 4,300円〜/m2 20〜25年

 

塗り替え工事の回数を減らせて長い目で見ると節約効果が高いのは、耐用年数が高いフッ素塗料と無機塗料です。

ただし、塗料の単価が高いため、一度の施工費用は高め。

当社浜翔ペイントの屋根塗装プランで比べてみても、シリコン塗料と無機塗料では価格に以下のような違いがあります。

  • 屋根シリコンプラン290,400円〜(税込)
  • 屋根無機塗料プラン481,800円〜(税込)

施工費用を抑えたい方は、耐用年数と価格のバランスが取れているシリコン塗料がおすすめです。

 

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■関連記事

屋根塗装の費用相場はいくら?安く依頼する5つのコツ

シリコン塗料は何回塗りが正解?

シリコン塗料を屋根に塗布する回数は、3回塗りが一般的です。

下塗りを施した後、中塗り→上塗りと、間に乾燥を挟みながら順番に行います。

 

なかでも下塗りは、上に重ねる塗料を密着させて剥がれにくくさせる重要な役割を担っています。

 

稀に、工事費用を安くするために1回だけの塗装をすすめてくる業者もいますが、1回塗りの施工は明らかに手抜き工事なので注意してください。

下塗りを行わないと、せっかく塗装を施してもすぐに剥がれてしまったり、塗料が持つ性能をしっかり発揮できなくなったりと、施工不良につながる可能性が大きくなります。

 

塗装の回数を減らして工事費用を抑えたとしても、またすぐに塗装が必要になったら余計にお金が掛かってしまい本末転倒です。

屋根塗装を依頼するなら、2〜3社に相見積もり取って見積書を比較し、適切な工事を行う業者を選ぶようにしましょう。

 

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屋根塗装におすすめのシリコン塗料3選

ここでは、屋根塗装におすすめのシリコン塗料を3つご紹介します。

①日本ペイント「ファインシリコンベスト」

 

日本ペイントの「ファインシリコンベスト」は、スレート屋根塗料シリーズのうちの1つです。

 

紫外線に対して優れた耐光性を発揮し、塗りたての美しさが長期間続きます

防藻・防カビ性があるため、湿気の多い立地にもおすすめの塗料です。

②日本ペイント「サーモアイSi」

 

遮熱効果のあるシリコン塗料といえば、日本ペイントの「サーモアイSi」。

太陽光の赤外線をしっかり反射して、真夏の暑い外気をシャットダウンします。

 

夏場のエアコン代の節約にもおすすめです。

③エスケー化研「エスケープレミアムルーフSi」

 

エスケー化研の「エスケープレミアムルーフSi」は、優れたラジカルコントロール技術で紫外線や太陽光の熱から屋根塗装をまもり、塗膜の劣化を防ぎます。

 

臭いが優しめなのも嬉しいポイントです。

まとめ

今回は、「屋根塗装に使われるシリコン塗料」について詳しくお伝えしました。

シリコン塗料には、以下のようなメリットがありました。

  1. コストパフォーマンスが良い
  2. 耐候性に優れいている
  3. 自浄作用があり汚れが付きにくい

ウレタン塗料よりも価格は少し高めではありますが、耐用年数が長くなる分工事費用を節約することが可能です。

フッ素塗料や無機塗料に比べると安価なので、「品質は保ちつつ施工費用は抑えたい」という方にもってこい。

 

ウレタン塗料よりひび割れしやすく、重ね塗りには技術を要するため、信頼できる業者を見極めることがポイントです。

塗装の資格を有していたり、施工実績が豊富な業者に依頼することをおすすめします。

 

 

神奈川県横浜市・川崎市在住で屋根塗装を検討中の方は、ぜひ屋根・外壁塗装専門店「浜翔ペイント」にご相談ください!

浜翔ペイントでは、お客様の屋根に合った塗料をしっかりご提案させていただきます。

一級塗装技能士資格を持った職人が在籍しており、技術は確かです。

また、施工後は最大15年間の品質保証をお付けし、定期メンテナンスにも無償でお伺いしております。

お見積もりは無料となっておりますので、ご興味のある方はぜひLINEからお気軽にご連絡ください。

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