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修理補修について

サイディング外壁の劣化はどう補修する?メンテナンス方法を解説

サイディング外壁の劣化はどう補修する?メンテナンス方法を解説

日本の多くの住宅で使用されているサイディング外壁ですが、経年劣化で色褪せやひび割れなどの傷みが生じることがあります。
サイディングに不具合が生じたら、症状にあった適切な修理補修が必要です。

でも、「具体的にどのような補修方法があるか分からない…。」と悩んでしまう方も多いはず。
そこで今回は、神奈川県横浜市・川崎市で外壁屋根塗装を手がける「浜翔ペイント」が、「サイディング外壁の補修方法」について詳しく解説しました。

以下のような内容をご紹介しています。

・サイディング外壁の主な補修方法
・サイディング外壁によくある劣化症状
・サイディングの種類ごとの耐用年数

メンテナンス費用の目安もご案内しているので、ご自宅のサイディングの劣化にお悩みの方はぜひ読んでみてください。

サイディング外壁の主な補修方法

サイディング外壁の傷みは、大きく以下の4つの補修方法で対応します。

  1. 部分補修
  2. 外壁塗装
  3. カバー工法
  4. 張り替え

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

①部分補修

サイディング外壁が部分的に傷んでいる場合、その症状に合わせたやり方で「該当箇所を補修」します。

サイディングの傷みにはさまざまなものがありますが、よく見られる修理補修に以下のようなものがあります。

  • ひび割れ補修
  • 反りの補修
  • 部分的な張り替え
  • 部分的な塗装
  • コーキング補修

どのような補修を施すのか、ご説明していきます。

ひび割れ補修

サイディング外壁に部分的なひび割れが生じたら、専用の補修材を使用して隙間を埋める修理を行います。

ひび割れを放置していると、経年劣化や地震の衝撃などで範囲が大きくなることがあります。

 

軽微なひび割れであれば修理費用も安く抑えられるので、早めの対処がおすすめです。

反りの補修

サイディングボードが反り返って隙間が空いている箇所に、ビスを打ち込み固定します。

部分的な張り替え

サイディングが欠けたり凹んだりしていたら、該当箇所のみ新しいサイディングボードに張り替えます。

部分的な塗装

細かいすり傷や汚れなど、一部に目立った傷みがある場合、当てはまる箇所を専用の塗料で塗装し、綺麗にします。

コーキング補修

サイディングの継ぎ目にあるコーキングに劣化症状が現れたら、新たにコーキング材を打ち直します。

 

②外壁塗装

経年劣化でサイディングの表面が色褪せたり、全体的に細かいすり傷が入っているような場合は、「外壁塗装」を施します。

 

外壁塗装には、外観の美しさが蘇らせるだけでなく、防水性を取り戻すという目的も。

さまざまなグレードの塗料があるため、防藻性や高耐候性のものなど、お望みの性能に合わせて塗料選びをすることも可能です。

 

工期は、天候や家屋の形状などで異なりますが、2週間前後が目安となっています。

 

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③カバー工法

重度の反りや欠けが発生している場合や、サイディング自体の寿命を迎えてしまっている場合は、「カバー工法」で対応することもあります。

カバー工法とは、元の外壁材を残したまま、新しいサイディングボードで全面をカバーする施工のことです。

 

既存の外壁材を撤去する手間がかからないため、工期は2週間ほどと短期間で仕上げられる上、施工費用も安めです。

 

また、外壁材が二重になる分、防音性と断熱性が向上する効果が期待できます。

 

ただ、家屋全体の重量が増して耐震性に影響が出ることがあるため、重量のある窯業系サイディングには不向きなやり方です。

④張り替え

張り替え」は、既存のサイディングを全て撤去し、内部を補修してから新しい外壁材を施工する方法です。

 

外壁材を残せるカバー工法と違って既存の外壁を撤去・処分する手間がかかるため、工期は3週間前後と長く、施工費用も高めに設定されています。

ただ、外壁内部の防水シートなどの修理もできるため、外壁の劣化が著しい場合には大変有効です。

サイディング外壁によくある劣化症状

サイディング外壁の劣化症状

ここからは、サイディング外壁によく見られる劣化症状をご紹介します。

ご自宅の外壁に当てはまるものはないか、ぜひチェックしてみてください。

ひび割れ

サイディングボードの表面に、「ひび割れ」が生じる現象です。

ひび割れが起こる要因にはさまざまあり、以下のような理由が挙げられます。

  • 地震による衝撃
  • 強風で飛来物がぶつかった
  • 凍害         など

外壁がひび割れていると、隙間から雨漏りが入りやすくなるため、早急な対応が必要です。

 

軽いひび割れには、コーキング材を補填する部分補修を行いますが、症状が広範囲に及ぶ場合はカバー工法や張り替えで対応します。

反り(浮き)

サイディングボードが「反り返り」、外壁から浮いてしまっている状態です。

雨水を含んだ外壁の水分が蒸発する際に、外壁材が縮むことで生じます。

 

一度反り返りが生じると、元に戻ることはありません。

手で押した時に戻る程度の症状であれば、新たにビスを打って対応します。

押しても戻りきらないほど症状が進行している場合は、該当箇所だけサイディングを張り替えて補修します。

色褪せ

サイディングの表面に塗装された塗料が劣化すると、徐々に「色褪せ」て変色してしまいます。

塗料は紫外線の影響を受けやすいため、定期的な外壁塗装によるメンテナンスが必要です。

 

色褪せを放っておくと、塗料の防水性が損なわれたり、ひび割れが生じたりします。

 

見た目が悪くなるだけでなく、外壁材自体の傷みがひどくなる場合があるため、色褪せが気になったら外壁塗装を検討するようにしてください。

 

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欠け・へこみ

サイディングの「欠け・へこみ」は、ひび割れが進行したり、台風時に飛来物がぶつかったりすることで生じます

 

サイディングの欠けを放置すると、雨水が入り込んで外壁の内部が傷む原因に。

欠けている場所を見つけたら、なるべく早く業者に相談するようにしてください。

 

サイディングの欠けやへこみは、部分的な張り替えや全面張り替えで対応します。

内部の傷みが進行していない場合は、カバー工法による修理補修も可能です。

内部の腐食

サイディングのひび割れや欠けから雨水が入り込むなど、水分が多い状態が続くと、外壁内部の防水シートが傷んで「内部が腐食」しやすくなります。

 

長期間放置しているといずれは雨漏りに発展してしまうため、張り替え工事を行い、内部をしっかり補修する必要があります。

工事が大掛かりになると費用がかさんでしまうため、内部が腐食する前に早めに外壁のメンテナンスを行うことをおすすめします。

コーキングの劣化

サイディングボードの隙間を埋めている「コーキング」は、5〜10年ほどでひび割れや剥がれといった劣化症状が現れ始めます

 

コーキングの表面がひび割れているだけならそこまで急ぐ必要はありませんが、サイディングとの間に隙間が空いていたり、コーキングが完全に剥がれている場合は注意が必要です。

傷んだ箇所から雨水が侵入するため、早めに業者に修理を依頼するようにしてください。

 

コーキングの補修には、以下の2つの方法があります。

  • 打ち替え→既存のコーキングを撤去して新しく打ち直す
  • 増し打ち→既存のコーキングを残したまま、新しいコーキング剤を補填する

施工の手間がかからない分、増し内の方が施工価格は安めですが、持ちはよくありません。

すぐにまた修理が必要になると足場代が余計に必要になるため、長持ちしやすい打ち替えによる施工がおすすめです。

 

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サイディングの種類ごとの耐用年数の目安

サイディングボード」とは板状の外壁材のことで、外壁に合わせてカットし、コーキングで隙間を埋めて使用します。

サイディングには大きく分けて4つの種類があり、メンテナンスのタイミングや耐用年数がそれぞれ異なるため注意が必要です。

 

サイディングの種類ごとのおおよその耐用年数を、以下の表にまとめました。

 

メンテナンス時期の目安 耐用年数の目安
窯業系サイディング 10年前後 20〜40年
金属系サイディング 10〜15年 20〜40年
木質系サイディング 7年前後 15〜30年
樹脂系サイディング 10〜30年 20〜50年

 

日本では、色やデザインの種類が豊富な窯業系サイディングが一番使用されています。

ついで、軽量で安価な金属系サイディングが人気です。

 

樹脂系サイディングは非常に耐候性に優れており、耐用年数が飛び抜けて長い外壁材です。

しかし、温度による伸び縮みが激しく、施工が難しいため、取り扱える業者は少なめになっています。

サイディング外壁の補修費用の相場

サイディング外壁の補修にかかる費用の目安をご紹介します。

 

補修の内容 費用の目安
ひび割れ補修 5〜20万円
反りの補修(ビスの増し打ち) 2〜15万円
部分張り替え 5〜6万円/枚
コーキング補修 900〜1200/m
外壁塗装 60〜150万円
カバー工法 150〜200万円
全面張り替え 200〜250万円

 

修理の価格は、塗装に使用する塗料のランクや外壁の劣化状態に応じて大きく変化します。

 

また、全面的にメンテナンスする場合や、2階での部分補修をする際は、20万円前後の足場代が別途必要です。

 

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サイディングの補修はDIYできる?

サイディング外壁の傷みは、DIYで直すより修理業者に依頼した方が無難です。

 

部分補修であればDIYも不可能ではありませんが、知識のない方が外壁の状態を確認しても、不具合のある箇所を全て特定するのは困難です。

劣化箇所を見落としてしまうと、長期間放置されることになるため、知らない間に傷みが進行してしまう場合があります。

 

また、2階部分の補修作業は、転落の危険性が常に付きまといます。

高所作業をご自身でするのは避け、必ずプロに施工してもらうようにしてください。

まとめ

今回は、「サイディング外壁の補修方法」について詳しくお伝えしました。

サイディングの傷みには、大きく以下の4つの補修方法がありました。

  1. 部分補修
  2. 外壁塗装
  3. カバー工法
  4. 張り替え

傷みの進行具合や範囲によって、最適な補修方法は変わってきます。

正しい見極めが必要になるため、メンテナンスはDIYで行わず、プロに相談するようにしてください。

 

 

神奈川県横浜市・川崎市の屋根・外壁塗装専門店「浜翔ペイント」では、外壁の修理補修のご相談もお受けしています!

外壁が傷んでいると、家屋全体がくすんで見えてしまいがち。

経験豊富な浜翔ペイントの職人が、外壁の状態に合った最適な方法でしっかりメンテナンスいたします!

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