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外壁塗装について

ジョリパット外壁のメリット・デメリット|特徴を徹底解説

ジョリパット外壁のメリット・デメリット|特徴を徹底解説

既成の外壁材と違い、手塗りの温かみが楽しめる「ジョリパット外壁」。
色やデザインが豊富でオリジナリティが出しやすいことから人気の塗材です。

でも、「耐用年数やメンテナンスの方法がわからず、ジョリパットにするか悩んでいる」という方も多いはず。
そこで今回は、神奈川県横浜市・川崎市で外壁屋根塗装を手がける「浜翔ペイント」が、「ジョリパットの外壁」について分かりやすくご紹介しています。

・ジョリパットの特徴
・ジョリパットのメリットとデメリット
・人気の模様5パターン

などについて詳しく解説しています。
メンテナンス方法や価格の目安についても触れているので、外壁をジョリパットにしようか悩まれている方はぜひ参考にしてください!

ジョリパットの外壁はどんなもの?

 

はじめに、ジョリパットで仕上げた外壁の特徴をご紹介していきます。

ジョリパットとは

ジョリパット」とは、建築材料や接着剤を専門に取り扱うアイカ工業株式会社が製造・販売している外壁の仕上げ用塗材です。

職人が手塗りするため、温かみのある立体的な仕上がりになるのが特徴。

 

180色にも及ぶカラーバリエーションと、170種類以上の豊富なデザインがあり、独自性を出しやすい塗材でもあります。(※2024年5月現在)

 

ジョリパットには約50年の長い歴史があり、改良を繰り返すことで品質の良い製品が生まれてきました。

外壁だけでなく、床や壁などの内装にも使われることが多く、お店やホテルなどあらゆる場面で使用されています。

 

ジョリパットが使用できる外壁の下地

ジョリパットは、どんな外壁にも使用できるというわけではありません。

基本的には、以下の2つの下地材に限られています。

  • モルタル
  • コンクリート

一般住宅でよく採用されている、サイディングや漆喰の上から塗装することはできないので注意が必要です。

ジョリパットに適していない外壁材に仕上げをしても、すぐに剥がれが生じてしまいます。

ジョリパットの耐用年数の目安

ジョリパットの耐用年数は、15〜20年ほどとされています。

 

ただ、紫外線や風雨の影響で少しずつ劣化するため、住環境によって寿命は異なるもの。

長持ちさせるためには、適切なメンテナンスが必要となります。

 

次項で、ジョリパットのメンテナンス方法をご紹介します。

ジョリパットのメンテナンス方法

ジョリパットは、以下の2つの方法でメンテナンスをします。

  • いつものお手入れ→水洗い
  • 本格的なメンテナンス→外壁塗装

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

水洗い

ジョリパットについた汚れは、「水洗い」することである程度綺麗にすることができます。

ホースで水をかけたら、柔らかいブラシやスポンジで優しく擦り洗いをしましょう。

 

しつこい汚れには、中性洗剤をぬるま湯で薄めたものが有効です。

洗剤を使用した際は、必ず水で綺麗に洗い流すようにして下さい。

 

3〜6ヶ月に1度の水洗いがおすすめです。

外壁塗装

外壁全体の劣化が目立つようになったら、「外壁塗装」によるメンテナンスを行います。

 

ジョリパットの耐用年数に関わらず、以下のような症状が見られたらメンテナンスの合図です。

  • 汚れが落ちにくくなった
  • 苔・カビが広範囲で発生している
  • 塗装が剥がれている
  • 軽度なひび割れが生じている
  • 撥水性が落ちて、雨の後はずっと外壁が湿っている  など

ジョリパットの塗装には、ジョリパットに対応できる塗料か、ジョリパット専用の塗り替え塗料「ジョリパットフレッシュ」を使用します。

 

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ジョリパット外壁の4つのメリット

ジョリパットのメリット

ここからは、外壁をジョリパット仕上げにする4つのメリットをご紹介していきます。

①優れた耐久性

ジョリパットは、紫外線や温度変化による影響に強く、耐久性に優れているのが魅力の1つ

 

先にもお伝えしたとおり、ジョリパットの耐用年数は15〜20年です。

外壁塗装によく使用されるシリコン塗料の耐用年数が10年前後とされているので、住環境によってはジョリパットの方が10年近く長く持つことになります。

 

耐久性に優れている分、メンテナンスの回数を減らせるため、塗り替え塗装代を節約できるのも嬉しいポイントです。

 

また、防藻・防カビ性にも優れているので、日当たりの悪い立地にも適しています。

 

■関連記事

【外壁塗装】基本の塗料6種類をご紹介|特徴と間違いなしの選び方

②個性を演出できる

ジョリパットには、たくさんの模様のパターンが用意されています。

また、色の選択肢も豊富で鮮やかな色もあるため、見た目にこだわりたい方にもってこい

 

サイディングやガルバリウム鋼板など、工場で生産される外壁と違って、オリジナリティを出しやすいのが魅力です。

 

また、和風・洋風のどちらの建築にもマッチするのも多くの方に選ばれる理由となっています。

③優れた耐火性

ジョリパット燃えにくい素材で作られており、耐火性に優れています

万が一火事が起こった際に、被害をできるだけ抑えたいという方にもおすすめです。

④安全な素材を使用している

ジョリパットには、安全性の高い素材が使用されています。

シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドがほとんど出ないので、頭痛や眩暈などの体調不良に見舞われる心配がありません。

 

安全性の高さを示すJIS企画の中でも、「F☆☆☆☆(フォースター)」と呼ばれる最高ランクに位置しているため、小さいお子様やペットがいるご家庭でも安心して施工ができます。

ジョリパット外壁の4つのデメリット

ジョリパットのデメリット

デザイン性や安全性が高く、メリットの多いジョリパットですが、デメリットもいくつか存在します。

 

あらかじめデメリットを知っておけば、施工後に「思っていたのと違う…。」と後悔するのを防ぐことが可能です。

ぜひデメリットもチェックしてください。

①下地がひび割れしやすい

ジョリパットの下地であるモルタルやコンクリートは、経年劣化でひび割れが生じやすい材質です。

 

ジョリパットは弾性に優れており、ひび割れに強いとされていますが、モルタルやコンクリートのひび割れを完全に抑えることはできません。

下地が割れると、ジョリパットも一緒にひび割れてしまう場合があります。

 

ただ、一般的な塗料に比べるとジョリパットはひび割れに強い素材なので、少しでもひび割れの対策がしたいという方にはおすすめです。

②凹凸模様に汚れが溜まる

ジョリパットの表面の凹凸模様には、埃や砂などの汚れが溜まりやすいのもデメリットの1つ。

陰影の濃さを重視して凹凸が激しい模様にすると、外壁の色によっては汚れが気になってしまうかもしれません。

 

外壁の綺麗さを保ちたい方は、こまめに洗浄メンテナンスを行うようにしてください。

 

また、明るい色ではなく、グレーや黒など汚れが目立ちにくいダークカラーを選ぶのも1つの手です。

③高圧洗浄に弱い

ジョリパットは、激しい勢いで高圧洗浄をすると、凹凸部分の出っ張った部分が剥がれてしまう場合があります。

特に、凹凸の度合いが強い模様は注意が必要です。

 

ただ、塗装を塗り替える際は、新しい塗料を密着させるために外壁を綺麗にする作業が必要不可欠。

ジョリパットの劣化具合を吟味して、適切な洗浄の圧力を見極める必要があります。

④施工に技術を要する

ジョリパットは扱いが難しく、施工には高い技術を要します

 

特に、コテを使用して模様をつける方法は難易度が高く、仕上がりの良し悪しは職人の腕に委ねられています。

ジョリパットの扱いに慣れていないと、見た目が悪くなるだけでなく、十分な耐久性を発揮できないことも。

 

ジョリパット仕上げを希望する場合は、経験豊富で腕が確かな職人を探す必要があります。

見積もりを依頼する際に、ジョリパットの施工実績があるかどうかを確認すると良いでしょう。

ジョリパットの模様のパターン

ジョリパットのデザインはバリエーションに富んでおり、さまざまなパターンが用意されています。

 

ここでは、中でも特に人気がある代表的な5つのパターンをご紹介します。

ボーダー

 

ボーダー」は、串型の道具で横方向に線をつけるパターンのこと。

ボーダーという名前ですが、縦方向にも線を入れられます

落ち着きのある趣で、クールな印象です。

スクラッチ

 

スクラッチ」は、表面にひっかき傷のような模様をつけます。

ざらざらとした質感で、ナチュラルな雰囲気です。

建物の様式を選ばないパターンで、内装にもよく選ばれています。

ラフ

 

ラフ」は、職人が大きなコテを使用して模様を作ります。

扇形や角形など、オリジナリティのある模様を表現しやすいのが特徴です。

模様が綺麗に仕上がるかは職人の腕にかかっており、施工には高い技術を要します。

スプレー

 

スプレー」は、ジョリパットを専用のスプレーで外壁に吹き付けて作る模様です。

一見なだらかな表面をしていますが、光のあたり具合によっては陰影が出るため、ジョリパットならではな趣を楽しめます。

ローラー

 

ローラー」は、専用のローラーを表面に転がして模様をつけていきます。

リズミカルで規則性のあるデザインです。

デザインの種類は26種類と豊富で、色との組み合わせによってはオリジナリティのある外壁に仕上げることも可能です。

ジョリパット外壁の価格の目安

ジョリパットで仕上げをした場合の価格の相場は、一般的な30坪の二階建て住宅で70〜150万円ほどとなっています。

 

以下に、パターン別の参考価格をまとめました。

 

ボーダー 3,800〜5,000円/m2
スクラッチ 3,800〜5,500円/m2
ラフ 4,100〜5,000円/m2
スプレー 2,800〜4,700円/m2
ローラー 3,800〜6,000円/m2

 

価格はデザインによって大きく異なります。

ジョリパットは幅広くデザインが用意されているので、ぜひ希望の予算にあったお気に入りのパターンを見つけてください。

塗り替え塗装をする際の注意点

ジョリパット外壁を塗り替え塗装する際は、弾性塗料を選ぶことができません

 

ジョリパットは水分を吸収しやすい塗材です。

ジョリパットに含まれる水分が蒸発する際、透湿性の低い弾性塗料で表面がカバーされていると、水分がこもって塗膜が膨れやすくなってしまいます。

 

ジョリパットに塗装をする際は、必ず透湿性の良い塗料を選ぶようにしてください。

 

塗り替え塗装には、ジョリパットの風合いを残したまま塗装ができる専用の塗装材「ジョリパットフレッシュ」がよく使用されています。

まとめ

今回は、「ジョリパットの外壁」について詳しくお伝えしました。

 

ジョリパットは、モルタルやコンクリート外壁に施工できる塗材で、手塗りの風合いが楽しめることで人気を集めています。

色とデザインが豊富なため、外観にこだわりたい方にうってつけです。

 

模様の凹凸に汚れが溜まりやすいという難点はありますが、水洗いで簡単に汚れが落とせるので、こまめに手入れすることをおすすめします。

 

施工に技術が必要なため、ジョリパットの施工実績がある業者に依頼すると安心です。

 

 

外壁塗装をご検討中の方は、ぜひ神奈川県横浜市・川崎市の屋根・外壁塗装専門店「浜翔ペイント」にご相談ください!

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