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修理補修について

雨漏りが外壁で発生するのはなぜ?原因と対策をプロが解説

雨漏りが外壁で発生するのはなぜ?原因と対策をプロが解説

屋根の不具合が原因で起こるイメージの強い雨漏りですが、実は外壁でも生じることがあります。
屋内の壁に雨の染みができている場合は分かりやすいですが、壁まで雨水が到達していないだけで外壁の内部に雨水が侵入している…ということも。

「梅雨じゃないのに部屋がいつもカビ臭い…」
「常に湿気がこもっている気がする…」

そんな状態が続いていたら、外壁で雨漏りが発生しているかもしれません。
今回は、神奈川県横浜市・川崎市で外壁屋根塗装を手がける「浜翔ペイント」が、「外壁で発生する雨漏り」について分かりやすく解説しました。

・外壁に雨漏りが発生する原因
・外壁に雨漏りが起きた時の対応法
・外壁の雨漏りを放置するとどうなるか

などについてご紹介しています。
外壁に雨漏りが発生した場合の応急処置の方法もお伝えしているので、ぜひ参考にしてください。

外壁に雨漏りが発生する原因6選

 

外壁の雨漏り」と一言でいっても、その原因は様々です。

 

台風や強風で激しい横殴りの雨にさらされた時に、外壁に不具合が生じていると、破損箇所から雨水が入り込んで雨漏りに発展しやすくなります

 

ただ、屋根から起きる雨漏りと違って、外壁で生じた雨漏りは気が付きにくいのが難点です。

屋根で雨漏りが生じると、雨水が垂直に落ちるため、雨染みや水滴といった症状がすぐに現れます。

しかし、外壁の場合は横方向に雨水がかかるため、雨漏りが生じていても屋内の壁に到達するまでに時間がかかるのです。

 

そのため、壁に雨染みが発生していたらすでに外壁内部の腐食が大きく進んでいる、ということも少なくありません。

外壁で雨漏りを発生させないためにも、あらかじめ発生原因を知っておき、適切に対処することが大切です。

①塗膜の劣化・ひび割れ・浮き

 

外壁に施されている「塗装」の塗膜が経年劣化で剥がれると、外壁の防水機能が損なわれてしまいます

金属製の外壁材であれば、サビが発生して穴あきに発展する場合も。

外壁に色褪せや塗膜の剥がれが生じていたら、塗装の塗り替えメンテナンスが必要です。

 

また、地震や飛来物が衝突したことによる衝撃で「ひび割れ」が生じると、隙間から雨水が入り込みやすくなります。

窯業系サイディングに割れや「浮き」が生じている場合も同様です。

 

外壁は、定期的な塗装の塗り替えや修理補修によるメンテナンスが欠かせません。

10年前後を目安に、外壁に不具合が起きていないか点検を受けることをおすすめします。

 

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②シーリングの劣化

 

窯業系サイディングやタイル外壁、窓サッシの隙間などには、「シーリング剤」が埋め込まれています。

 

このシーリングが紫外線や温度変化の影響を受けて経年劣化すると、弾力性が失われ、外壁材との間に隙間ができたり、シーリングが割れたりするといった症状が見られるようになります。

 

シーリングの破損箇所から雨水が入りんでしまうため、シーリングのメンテナンスも大変重要です。

外壁が綺麗だとしても油断せず、10年を目安にメンテナンスを行うようにしてください。

 

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③窓サッシの隙間

窓サッシ」と外壁の隙間には、シーリング剤が充填されています。

先にも述べたように、シーリング剤が劣化して隙間ができていると、雨漏りが発生する原因に。

 

また、窓サッシを固定しているビスが緩んで浮いてしまっている場合も、雨水が侵入しやすくなります。

 

窓枠付近に雨染みが発生していたら、窓サッシの不具合が一番に疑われます

④水切り板金の不具合

 

外壁の部材同士がぶつかる取り合い部分には、雨水が入り込まないよう「水切り板金」が施されています。

 

この水切り板金がサビて穴が空いていたり、釘が緩んで浮いてしまっていたりすると、雨水が侵入して雨漏りは発生することがあります。

⑤幕板の劣化

 

1階と2階の境目部分に取り付けられる「幕板」は、外壁から張り出しているため、上部に雨水が溜まりやすい箇所です。

 

幕板のシーリングが劣化していると、そこから雨水が入り込みやすくなります

⑥ベランダの不具合

 

ベランダ」に施されている防水塗装が経年劣化で剥がれていると、そこから雨水が侵入しやすくなります。

 

また、排水溝が葉っぱやゴミで詰まっていると、雨水がうまく排出されなくなり雨漏りに発展する場合があります。

外壁に雨漏りが発生した時の対処法

では、実際に外壁に雨漏りが発生してしまったら、一体どのように対処するのでしょうか?

 

ここでは、雨漏りが起きた時の対応を解説していきます。

小規模な雨漏り

雨漏りが部分的に起きている場合は、その発生箇所に合わせた対応が必要です。

外壁のひび割れ修理

外壁に軽いひび割れが生じていたら、シーリング剤で隙間を埋めて修理します。

サイディングの浮き・割れ

窯業系サイディングが浮いて隙間が生じている場合は、ビスを打ち込んで固定し直します

 

割れなどの大きなダメージが生じていたら、部分張り替えによる対応を行います。

シーリングのメンテナンス

シーリングが傷んでいたら、新しいシーリング剤を打って修理を行います。

 

シーリングのメンテナンス方法は、以下の2つです。

  • 増し打ち→既にあるシーリング剤を残したまま新しいシーリング剤を打つ
  • 打ち替え→既存のシーリング剤を剥がし、新しいシーリング剤を打つ

「増し打ち」は、既存のシーリング剤を撤去する手間がない分施工価格が安めではありますが、古いシーリング剤とともに数年で剥がれてしまうリスクがあります。

 

増し打ちの耐用年数は2〜5年が目安とされていますが、一から新しくやり直す「打ち替え」なら10〜15年ほど持つため、打ち替えによるメンテナンスがおすすめです。

水切り板金の修理

水切り板金が激しく損傷している場合は、板金を交換するか、補修用の水切りカバーを取り付けて修理します。

大規模な雨漏り

外壁自体が寿命を迎えていたり、下地が広範囲で腐食していて大規模な雨漏りが生じていたら、「張り替え」による抜本的な修理補修が必要です。

 

外壁を一掃し、下地の傷みを直した上で、新たな外壁材を施します。

 

雨漏りが発生しておらず、単に外壁が寿命を迎えているだけであれば、既存の外壁材の上から新しい外壁材でカバーする「カバー工法」による施工も可能です。

外壁の雨漏りを放置するとどうなる?

外壁の雨漏りを放置すると?

もし、外壁の雨漏りを放置するとどうなるのでしょうか?

 

ここでは、雨漏りを放置することで生じる可能性のある二次災害をご紹介します。

①家屋の寿命が短くなる

外壁の雨漏りを放置していると、外壁内部の木材が腐食します

木材が腐食すると家屋の耐久性が損なわれるため、早急な対応が必要です。

②シロアリが発生する

シロアリは、湿気を含んだ木材が大好きです。

雨漏りで木材が湿った状態続くと、シロアリが発生しやすくなります

シロアリに外壁内部の木材を食べられることで、家屋の老朽化が進みやすくなるため注意が必要です。

③カビによる健康被害のリスク

外壁に雨漏りが発生すると、家屋にカビが生じやすくなります。

カビが発生すると、喘息やアトピーなどのアレルギー疾患という形で体調に現れる場合も。

家族の健康を守るためにも、雨漏りに対する適切な対処が必要です。

雨漏り修理の費用の目安

外壁の雨漏り修理にかかる費用は、ダメージの程度や範囲によって大きく異なります。

ここでは、大規模なシーリング補修や外壁補修を行った場合の価格の目安をまとめました。

  • シーリング補修→30〜40万円前後
  • 外壁の一部張り替え→15〜60万円前後
  • 外壁の全面的な張り替え→160〜250万円前後

工事の価格設定も業者によって違うため、2〜3社に相見積もりを取り、修理内容を見比べることをおすすめします。

 

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なお、新築から10年以内に雨漏りが発生した場合は、施工業社が加入している「住宅瑕疵担保責任保険」がおりる可能性があります。

国土交通省が制定する「住宅の品質確保の促進等に関する法律 第九十四条」で、引渡しから10年間は、雨水を侵入させないことが定められているためです。

家を建ててから間もないのに雨漏りが起きた時は、建設を担当した業者に連絡するようにしてください。

外壁に雨漏りが発生した際の応急処置

 

最後に、雨漏りが起きてしまった時に自分でできる応急処置の方法を2つお伝えします。

 

ただし、ここでお伝えしている方法はあくまでも一時的なその場しのぎでしかありません

雨漏りの正しい発生箇所を特定するのは、経験の無い方には難しいものです。

雨漏りを修理せず放置していると、思わぬ場所からまた新たな被害が発生する場合もあります。

 

雨漏りが発生したら、自分達だけで解決しようとせず、早めにプロの業者に修理を依頼するようにしてください。

①外壁をブルーシートで全面的にカバーする

1つ目は、雨漏りが発生している外壁面を、ブルーシートでカバーしてしまうやり方です。

雨漏りの明確な発生箇所が分からなくても、確実に雨水の侵入を食い止めることができます。

 

風でめくれないよう、ブルーシートの端は防水テープでしっかりと留めてください。

②外壁の破損箇所を防水テープで塞ぐ

窓サッシが大きく浮いていたり、外壁が深くひび割れていたりと、雨漏りの発生箇所が明らかな場合は、該当箇所を防水テープで塞いでしまうのも1つの手です。

 

濡れた状態の外壁に防水テープを施してもすぐに剥がれてしまうので、必ず外壁が乾いてから行うようにしてください。

まとめ

 

今回は「外壁で発生する雨漏り」について詳しく解説しました。

 

外壁で雨漏りが起こる原因には、

  • ひび割れやタイルの浮きなど、外壁の劣化
  • シーリングの劣化
  • 窓サッシの浮き

など、様々なものがありました。

 

雨漏りを放置していると、家屋に負担がかかるだけでなく、シロアリやカビが発生するなどといった二次災害を引き起こしかねません。

ブルーシートや防水テープで応急処置を行うのもアリですが、必ず業者に依頼して抜本的な雨漏り修理を行うようにしてください。

 

神奈川県横浜市・川崎市の屋根・外壁塗装専門店「浜翔ペイント」では、雨漏り診断もお受けしております!

外壁の雨漏りは気が付いた時には被害が進行していることが多く、早急な対応が必要です。

LINEから簡単にご相談いただけるので、雨漏りの症状でお悩みの方はぜひお気軽にお問い合わせください。

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