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外壁塗装について

モルタル外壁の塗装|知っておきたい3つの注意点

モルタル外壁の塗装|知っておきたい3つの注意点

ひと昔前は主流だった「モルタル外壁」。
より施工が手軽で安価なサイディング外壁が台頭してからは少なくなりましたが、オリジナリティを出しやすく意匠性が高いことから、見た目にこだわりたい方から今も根強い人気があります。

また、築30年ほど経つ家屋ではモルタル外壁を採用している場合が多く、「汚れやひび割れが気になる…」と感じていらっしゃる方も多いはず。

モルタル外壁を塗装する際は、どのようなことに気をつければよいのでしょうか?
本記事では、神奈川県横浜市・川崎市で外壁屋根塗装を手がける「浜翔ペイント」が、「モルタル外壁の塗装」について分かりやすく解説しました。

・モルタル外壁の基本情報
・モルタル外壁によくある劣化症状
・モルタル外壁の塗装方法の種類

などを詳しくお伝えしています。

モルタル外壁を塗装する際の3つの注意点もご紹介しているので、モルタル外壁の家屋にお住まいの方はぜひ参考にしてください!

モルタル外壁塗装の基本情報

 

まずは、モルタル外壁の基礎知識やメンテナンスのタイミングなどを解説していきます。

モルタル外壁の特徴

モルタル外壁」は、セメント・砂・水を混ぜあわせたもので仕上げた素地のこと

表面に凹凸があり、立体的な陰影が出るのが特徴です。

 

サイディングが主流になる前は、多くの家屋でモルタル外壁が採用されていました。

工場生産のボードを貼り付けるサイディング外壁と違い、職人が手塗りするため、施工には手間と技術力が必要です。

しかし、継ぎ目がないため仕上がりが美しく、模様の選択肢が豊富なことから、外観にこだわりたい方から愛されている手法となっています。

 

セメントと砂が主成分なので耐火性に優れており、火事が起きても外壁が燃え広がりにくいのも魅力の1つ

 

ただ、凹凸のへこんだ部分に汚れが溜まりやすく、定期的な洗浄メンテナンスが必要です。

モルタル外壁の塗装メンテナンスのタイミング

先にもお伝えした通り、モルタル外壁は汚れが付着しやすいので、10〜15年を目安に塗装メンテナンスや修理補修を行うのがおすすめです

 

排気ガスや砂埃が付着していると、カビや苔が発生しやすくなります。

カビ・苔を長期間放置していると、洗浄しても汚れを落とし切ることが難しくなるため、美観や防水性を保つためにも定期的に塗装メンテナンスを行いましょう。

 

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モルタル外壁の仕上げ方法

モルタル外壁は、模様の種類が豊富な点が魅力の1つ。

ここでは、モルタル外壁の代表的な仕上げ方法をご紹介します。

リシン仕上げ

 

リシン仕上げ」は、石や砂を粉砕したもの(骨材)にセメントや樹脂などを混ぜ、専用のスプレーガンで塗料を外壁に吹き付ける工法です。

 

細かい凹凸模様が出て、ナチュラルな雰囲気に仕上がります

スタッコ仕上げ

 

スタッコ仕上げ」は、リシン仕上げよりも塗装を分厚くするやり方です。

リシン仕上げより立体感があり、重厚感を演出できます

 

凹凸の大きさが大きい分、汚れに気を付ける必要がありますが、塗膜が厚いため耐久性に優れています。

吹き付けタイル仕上げ

 

吹き付けタイル仕上げ」は、リシンやスタッコと違い、粘り気のある塗料を使用します。

下地に模様をつけた後に仕上げ用の塗料を重ね塗りするのが特徴で、スタッコ仕上げ同様、長持ちするのが魅力。

 

凹凸があるにも関わらず、表面はツルツルと滑らかで、高級感のある見た目に仕上がります

 

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ローラー仕上げ

 

ローラー仕上げ」はパターンがついたローラーを表面に転がし、模様をつけるやり方です。

 

パターンの種類は実に豊富で、波型や花柄などさまざまあります。

均一な仕上がりになるため、リズミカルな模様をつけることが可能です。

 

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左官仕上げ

 

左官仕上げ」は、職人がコテを使用して模様をつける方法です。

 

他の家屋と全く同じ仕上がりになることがないため、オリジナリティを追求したい方や意匠性を重視したい方に人気となっています。

 

ただ、仕上がりの美しさは職人の腕に左右されるため、経験豊富な業者を探すことが重要です。

モルタル外壁の代表的な劣化症状

モルタル外壁によくある劣化症状

 

ここからは、モルタル外壁によく見られる劣化症状をご紹介します。

ご自宅に当てはまる例がないか、ぜひチェックしてみてください。

チョーキング

 

外壁に触れた際、白い粉が指に付着する現象が「チョーキング」です。

塗膜が劣化し始めている証拠で、紫外線などの影響で塗料が分解されたことによって発生します。

 

放置しているとどんどん症状が進むので、チョーキングが起きていることに気がついたら塗装メンテナンスを行いましょう。

 

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カビ・苔

 

モルタル外壁の表面の凹凸に汚れが溜まり、そこから「カビ・苔」が発生することがあります。

カビ・苔が生えていると水捌けが悪くなり、外壁の防水性が低下して劣化しやすい状態に。

 

カビや苔が生えているのを発見したら、中性洗剤をつけたブラシで優しくこすり洗いしてください。

 

洗っても汚れが取れなくなってしまったら、塗装メンテナンスを行います

クラック(ひび割れ)

 

モルタルは、「クラック(ひび割れ)」が生じやすい素材です。

下地材の伸縮や地震の衝撃、車の往来による振動、外壁表面の劣化など、さまざまな理由が重なりひび割れが発生します。

 

クラックの症状には、以下の2つの度合いがあります。

  • ヘアークラック:幅0.3mm未満・深さ4mm以下
  • 構造クラック:幅0.3mm以上・深さ4mm以上

軽微なひび割れであるヘアークラックの段階であれば、それほど緊急性は高くありません。

 

しかし、ひび割れが構造クラックに発展している場合は、早急に修理補修が必要です。

大きなひび割れを放置していると、雨水が入り込んで雨漏りに発展することも。

シロアリが発生する原因にもなるため、なるべく早く業者に修理を依頼してください。

 

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剥離

 

外壁表面の劣化が進むと、「剥離」が生じます。

ひび割れの隙間から雨水が入り込み、塗膜が湿気で膨れ上がって剥がれてしまうのです。

 

剥離は、塗装の乾燥時間を十分に取らなかった時や、大きな地震が発生した際などにも起こります。

 

剥離を放置していると、症状がどんどん広範囲におよんでしまうことも。

剥離が広がるほど修理費用も膨らんでしまうので、早急に修理補修を依頼してください。

モルタル外壁の塗装の種類

モルタル外壁の塗装方法には、以下の3つのやり方があります。

  • 単層弾性塗料
  • 微弾性塗料
  • 複層弾性塗料

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

単層弾性塗料

単層弾性塗料」では、塗料の密着性を高める「弾性シーラー」を下塗りに使用します。

その上に、弾力性に優れた上塗り材を2回塗り重ねるやり方です。

 

3つある塗装方法の中でも施工費用は比較的安めで、ムラなく綺麗に仕上がります

微弾性塗料

微弾性塗料」は、「微弾性フィラー」と呼ばれる粘性のある下塗り材を採用するやり方です。

微弾性フィラーは塗料との密着力が高く、ヘアークラックを埋める効果も。

 

単層弾性塗料と同じように、下塗り材を施した後、上塗り材を2回塗布して仕上げます。

耐久性は、単層弾性塗料と微弾性塗料のちょうど真ん中です。

複層弾性塗料

複層弾性塗料」は、弾性シーラーを施した後、弾力性に優れた塗料を中塗りとして2回、さらに別の上塗り材を2回塗布します。

塗料5回塗り重ねるので、塗膜が厚くなり、耐久性の高い仕上がりに。

 

ひび割れに弱いモルタル外壁をしっかり保護します。

 

使用する塗料の種類が多く、工程が多いため、施工費用は3つの工法の中でも1番高めです。

モルタル外壁の塗装費用の相場

 

モルタル外壁の塗装費用の目安は、一般的な30坪の家屋で60〜120万円ほどです

外壁の劣化具合や上塗りに使用する塗料のランクによっても、価格は大きく変わってきます。

 

参考までに、塗料の種類ごとの単価の目安を以下にまとめました。

 

塗料の種類 単価の目安 耐用年数の目安
ウレタン塗料 1,400〜2,500円/m2 5〜10年
シリコン塗料 1,800〜3,500円/m2 10年
フッ素塗料 3,000〜5,000円/m2 15〜20年
無機塗料 5,000〜5,500円/m2 20〜30年

 

ランクが一番上の無機塗料は、1回の施工価格は高くなりますが、1度塗装するとその後のメンテナンスが長期間不要になるため、長い目で見るとコスパの良い塗料です。

 

また、価格が高すぎず、耐用年数もある程度約束されているシリコン塗料もよく選ばれています。

 

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モルタル外壁を塗装する際の3つの注意点

モルタル外壁を塗装する際の注意点

 

モルタル外壁を塗装する際に気をつけてほしい点が3つあります。

ぜひこちらも参考にしてください。

①元の風合いが弱くなることがある

モルタル外壁に塗装メンテナンスを施すと、表面がならされるため、元の模様の風合いが弱くなる場合があります

 

模様の出方が弱くなるのを避けたい方には、再度模様を吹き付けることをおすすめします。

②ひび割れ補修の跡が残ることがある

大きなひび割れを補修した場合は、隙間を埋めた部分だけ跡になって残る場合があります

ひび割れの跡が馴染むように施工するものの、太陽光の当たり具合でどうしても補修箇所が浮かび上がってしまうことがあるのです。

 

小さいひび割れであれば補修跡も大きく目立つことはありません。

ひび割れが大きくなる前に、早めに修理補修することが外壁をいつまでも美しく保ち続けるポイントです。

③塗料をたくさん使用する

モルタル外壁は塗料をたくさん吸収するため、劣化が進んでいる場合、塗料の使用量が増える場合があります。

 

塗料の吸い込みがなくなるよう、下塗りを2回重ねることも。

 

塗料を塗るたびに乾燥時間を設ける必要があるため、その分施工期間が長引いてしまいます。

モルタル外壁を塗装する際は、スケジュールに余裕を持って計画を立てることをおすすめします。

まとめ

 

今回は、「モルタル外壁の塗装」について詳しくお伝えしました。

以前は主流だったモルタル外壁。

仕上がりが美しく耐火性に優れているというメリットがありますが、ひび割れが入りやすく汚れが溜まりやすいのがデメリットでした。

 

ヘアークラックやカビ・苔などの劣化症状が見られたら、早めに塗装メンテナンスや修理補修を行うことが外観を保つ秘訣です。

 

 

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