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屋根塗装について

セメント瓦塗装は必須!?メンテナンス時期や費用の目安

セメント瓦塗装は必須!?メンテナンス時期や費用の目安

「セメント瓦」は、経年で色褪せや苔・カビなどの劣化症状が現れます。

「瓦は塗装をしなくていい」と耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、セメント瓦に関しては定期的な塗装メンテナンスが必要不可欠です。

「どうしてセメント瓦には塗装が必要なの?」
「どのタイミングで塗装をしたらいい?」
と、さまざまな疑問が浮かんでくることでしょう。

そこで本記事では、神奈川県横浜市・川崎市で外壁屋根塗装を手がける「浜翔ペイント」が、「セメント瓦の塗装」について詳しく解説しました。

・セメント瓦塗装の必要性
・セメント瓦によく見られる劣化症状
・セメント瓦の塗装費用の目安

などをご紹介しています。

セメント瓦の持ちを良くして屋根の美観を保つためにも、ぜひ最後までチェックしてみてください。

セメント瓦は塗装すべき?

 

結論から言うと、セメント瓦は定期的な塗装メンテナンスが必須です。

 

ここでは、セメント瓦塗装の必要性を深掘りしていきます。

セメント瓦塗装の必要性

「セメント瓦」はセメントを主原料にしており、本体そのものには防水性がありません。

 

セメント瓦の表面には、防水性を付加するために塗装が施されています。

しかし、紫外線や風雨を長年浴び続けることで塗膜が少しずつ劣化するため、長年塗装を施さずに放置していると防水性が薄れてしまうのです。

 

塗料の機能性が失われる前に定期的な塗装メンテナンスを行うことが、屋根材を長持ちさせるためにとても重要なポイントとなっています。

 

なお、日本家屋によく見られる和瓦(日本瓦)は、表面が陶器のようにツルツルしているため塗装の必要はありません。

しかし、和瓦とセメント瓦を混同して、セメント瓦に塗装は必要ないと認識してしまうと誤りになるので注意してください。

 

屋根瓦の塗装については、以下の記事でも詳しく解説しています。

こちらもぜひあわせてチェックしてみてください。

 

■関連記事

瓦屋根塗装は必要?塗装NGな瓦もご紹介

セメント瓦を塗装するタイミング

セメント瓦は、屋根に設置してから10年ほど経ったタイミングでメンテナンスを検討することをおすすめします。

 

セメント瓦自体の寿命は30〜40年ほどとされていますが、適切なメンテナンスを怠ると、思ったより早く寿命を迎えてしまう可能性も。

屋根材自体が寿命を迎えると、塗装メンテナンスでは対応しきれなくなり、大きなリフォーム費用が発生してしまいます。

 

また、日当たりが悪かったり、凍害があったりするような地域では、10年を待たずに劣化症状が見られるようになることがあります。

 

なるべく長くセメント瓦を使用し続けられるよう、定期的にメンテナンスを行うようにしてください。

 

2階の窓から1階の屋根の状態を確認してみて、色褪せや苔カビが気になるようであれば塗装メンテナンスを考え始めましょう。

 

なお、ご自身で屋根の上に登って状態を確認するのは、落下の危険があるためおすすめできません。

屋根の点検をされたい場合は、必ずプロに依頼するようにしてください。

 

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劣化を放置するとどうなる?

セメント瓦を塗装せずに長年放置すると、塗料が剥がれてセメントが剥き出しの状態になります。

 

セメント素地が表出すると、雨水でカルシウム成分が流れ出し、表面に凹凸が現れるように。

そうなると、セメント瓦の耐久性がもろくなり、強風による飛来物や地震の衝撃などで簡単に割れるようになってしまいます

 

セメント瓦にひび割れが入ると、隙間から雨水が侵入しやすくなり、雨漏りのリスクも大きくなります。

屋根材の下には防水紙が張られているのですぐに雨漏りするわけではありませんが、防水紙や野地板が雨水で腐食すると修理はより大掛かりに。

 

屋根の傷みが内部にまで及ぶと、修理補修にかかるコストが大きくなってしまいます

セメント瓦の劣化は放置せず、定期的にメンテナンスをして、屋根の健康を保つようにしてください。

セメント瓦によく見られる劣化症状

セメント瓦の劣化症状

 

ここからは、セメント瓦によくある代表的な劣化症状をご紹介します。

ご自宅の屋根に当てはまるものはないか、ぜひ確認してみてください。

セメント瓦の色褪せ

紫外線の影響で塗料の成分が分解され、色褪せてしまう症状です。

劣化が始まった証拠で、屋根全体の色味が淡く見えるようになります

 

色褪せ程度であればすぐに処置が必要なわけではありませんが、劣化が進行して塗膜の剥がれなどが生じる前の塗装メンテナンスがおすすめです。

塗膜の剥がれ

塗膜が剥がれてセメント瓦の素地が見えてしまっている状態です。

 

塗り替え塗装をした際に、汚れが残っていたり乾燥が不十分だったりで塗料がしっかり密着していないと、塗料が膨れて剥がれに繋がります。

 

素地が剥き出しになっていると言うことは、セメント瓦の防水性が損なわれているということです。

塗膜の剥がれを確認したら、できるだけ早く塗装業者に相談するようにしてください。

苔・カビの発生

セメント瓦の塗装が取れて表面の凸凹があらわになると、凹みの部分に汚れが溜まって苔・カビが発生しやすくなります。

 

苔・カビが生えていると水捌けが悪くなるため、ますます防水性が低下する一方です。

ひび割れのリスクも高くなるため、広範囲に苔・カビの発生が見られたら、早急に塗装メンテナンスを行いましょう。

ひび割れ

塗装の劣化が進行してセメント瓦がもろくなると、ひび割れが発生しやすくなります

 

防水性が低下したセメント瓦は、雨水を吸収して大きくなり、乾燥するたびに縮みます。

そのような動きが幾度も繰り返されることによって、ひび割れに発展するのです。

 

また、台風の後などは、強風で飛んできたものがぶつかる衝撃でひび割れが入ることがあります。

 

いずれにせよ、ひび割れがあると雨水が屋根の内部に侵入しやすくなるため、長期間放置するのは良くありません

庭や玄関先でセメント瓦の破片を見つけたり、目視でもひび割れが確認できるような場合は、なるべく早く修理業者に連絡しましょう。

 

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ひび割れには「葺き替え工事」

セメント瓦がひび割れていて塗装メンテナンスで対応できない場合は、「葺き替え工事」で屋根をリフォームすることが多くなっています。

 

セメント瓦を取り扱うメーカーが減少しているため、既存のセメント瓦と全く同じ製品を取り寄せることが難しく、葺き替え工事の際は別の屋根材で葺き替えるケースが大半です。

 

「葺き替え工事」とは、傷んだ屋根を一掃し、下地を補修して新しい屋根材を施すリフォーム方法のこと

屋根そのものが新しくなるため耐久性が向上し、また安心して暮らせるようになります。

 

なお、屋根リフォームには「カバー工法」という、既存屋根材の上に新しい屋根材を重ねる方法もあります。

しかし、セメント瓦は波のような形状をしており、屋根材を重ねることは困難なため、カバー工法による施工は行えません。

 

■関連記事

屋根カバー工法をわかりやすく解説!特徴とメリット・デメリット

セメント瓦塗装の費用相場

 

セメント瓦塗装の費用は、足場代を入れて40〜90万円が目安となっています。

 

施工価格は、劣化の程度や屋根面積の大きさ、使用する塗料のランクなどによっても大きく異なります。

 

また、価格設定は業者によっても変わってくるものです。

依頼先は1社だけを見て決めるのではなく、複数社に相見積もりを取って価格を見比べてみることで、予算やサービスの希望に合った業者を見つけることができます。

 

現在は、無料で見積もりサービスを行なっている業者も多いため、ぜひ実践してみてください。

 

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屋根塗装の費用相場はいくら?安く依頼する5つのコツ

セメント瓦塗装の注意点

 

セメント瓦塗装を行う際は、以下の2点に気をつける必要があります。

  1. モニエル瓦と見分ける必要がある
  2. 専用の下塗り材を使用する

それぞれについて詳しく解説していきます。

①モニエル瓦と見分ける必要がある

セメント瓦によく似た屋根材に、「モニエル瓦」があります。

どちらも材料にセメントを使用しているため混同されがちですが、塗り替え塗装のやり方に違いがあるため、両者の違いをしっかりと見極めることが大切です。

 

モニエル瓦は、セメント瓦と違い、塗膜を強化するための「スラリー層」が表面に施されています。

モニエル瓦を塗装する際は、強固なスラリー層をしっかりと取り除かなければなりません

 

セメント瓦だと思い込み、スラリー層の除去を怠って施工をすると、すぐに塗膜が剥がれるような施工不良に繋がってしまいます。

 

見た目がよく似ているセメント瓦とモニエル瓦ですが、形状に以下のような違いがあります。

  • セメント瓦→小口が平らになっている
  • モニエル瓦→小口に凹凸がある

「ご自宅の屋根材が本当にセメント瓦か自信が持てない」という方は、念の為業社に相談すると良いでしょう。

 

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②専用の下塗り材を使用する

セメント瓦塗装には、専用の下塗り材を使用することをおすすめします。

 

塗膜が剥がれて素地があらわになったセメント瓦は、表面がざらざらしているため、上塗り塗料を塗る前にしっかり表面をならす必要があるためです。

 

下塗り材の塗布が不十分だと、いくらグレードの高い上塗り材を使用しても、機能性が十分に発揮できなくなります。

 

セメント瓦塗装をする際は、専用の下塗り材を惜しみなくたっぷり使うことが大切です。

 

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外壁・屋根塗装の下塗りは必要?重要性と種類を解説

セメント瓦におすすめの下塗り材

ここでは、おすすめの下塗り材を2点ご紹介します。

日本ペイント:ファインパーフェクト強化シーラー

 

日本ペイントの「ファインパーフェクト強化シーラー」は、浸透力に優れた下塗り材です。

もろくなったセメント瓦を、内側からしっかりと補強します。

 

臭いが優しい点も嬉しいポイントです。

エスケー化研:エスケー強化シーラー

 

エスケー化研の「エスケー強化シーラー」は、傷んだセメント瓦の内部まで浸透し、素地を強化します。

 

密着性に優れているため、上塗り材を綺麗に塗布することが可能です。

まとめ

 

今回は、「セメント瓦の塗装」について詳しくお伝えしました。

セメント瓦は、塗装で防水性を保っているため、長持ちさせるために塗装の塗り替えが必要不可欠でした。

 

塗膜が劣化したまま放置すると、セメント素地が雨水を吸収しやすくなります。

屋根材自体がもろくなってひび割れに発展すると、塗装メンテナンスでの対応は不可能です。

 

セメント瓦は設置から10年を目安に点検を行い、必要に応じて塗装メンテナンスを施すようにしてください。

 

 

 

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