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屋根塗装について

【コロニアル屋根塗装】費用相場や要注意な劣化症状を解説

【コロニアル屋根塗装】費用相場や要注意な劣化症状を解説

コストパフォーマンスが良く、デザインが豊富なことから、人気屋根材の1つとして広く使われる「コロニアル」。
ご自宅の屋根にコロニアルを採用している、という方も多いことでしょう。

そんなコロニアルですが、防水性などを維持するために、定期的な屋根塗装によるメンテナンスが必要です。
でも、「どのタイミングで屋根塗装を依頼すれば良いか分からない」という方も多いのではないでしょうか?

そこで本記事では、神奈川県横浜市・川崎市で外壁屋根塗装を手がける「浜翔ペイント」が、以下の内容について詳しく解説しています。

・メンテナンスが必要なコロニアルの劣化症状
・コロニアル屋根塗装の費用相場
・屋根塗装の手順

最後に、コロニアル屋根のDIY塗装が可能かどうかについても触れています。
屋根にコロニアルを使用されている方は、ぜひ参考にしてください!

コロニアルとは?

はじめに、コロニアルの特徴について解説していきます。

コロニアルの特徴

画像引用:ケイミュー株式会社HP

 

「コロニアル」とは、セメントを主成分とたスレート瓦の1つで、屋根・外壁材を製造しているケイミュー株式会社の製品名です。

安価で軽量なことから広く普及しており、コロニアルという商品名がそのまま屋根材の1つの呼称として扱われるようになりました。

 

屋根材自体の耐用年数は20〜25年ほどとなっています。

コロニアルに屋根塗装が必要な理由

コロニアルは、定期的な屋根塗装によるメンテナンスが必要です。

 

セメントと繊維を混ぜて作られているコロニアルは、塗装を施すことで防水性を維持しています。

そのため、塗装が劣化して塗膜が剥がれると、防水性が低下して屋根材が傷みやすくなってしまうのです。

 

メンテナンスをしないまま放置していると、ひび割れなどから雨水が入り込みやすくなり、雨漏りに発展することも。

10年以上屋根塗装のメンテナンスをしていないという方は、一度業者に点検をしてもらうことをおすすめします。

代表的なコロニアルの4つの劣化症状

コロニアル 劣化症状

ここでは、コロニアルによく見られる代表的な劣化症状を4つご紹介します。

双眼鏡で屋根の状態を観察したり、2階の窓から1階の屋根をチェックするなどして、ご自宅の屋根に当てはまる症状がないか確認してみてください。

①色褪せ・変色

屋根 色褪せ

コロニアルの色褪せや変色は、長期間紫外線や風雨にさらされることによって起こります。

塗膜が薄くなってきている合図で、防水性が少しずつ失われてきている状態です。

 

緊急性は高くありませんが、放置していると屋根材の劣化が進行しやすくなります。

色褪せに気がついたら、なるべく早くメンテナンスを依頼するようにしてください。

②そり返し・ひび割れ

屋根 ひび割れ

コロニアルの劣化が進むと、端にそり返しが見られるようになります。

そり返しをそのままにしておくと、隙間から雨が入り込みやすくなるため注意が必要です。

 

また、そり返しが進行すると、ひび割れも発生しやすくなります。

ひび割れが発生すると、雨水が屋根材の下に侵入し、野地板が腐食してしまう場合も

 

屋根材の劣化を放置すると、大掛かりな修理補修が必要になり、経済的ではありません。

屋根にそり返しやひび割れが見られたら、早急な対応が必要です。

③苔・カビの発生

屋根 苔

コロニアルに苔やカビが生えると、雨水の通り道が塞がれて防水性が低下してしまいます。

苔・カビの放置は見た目が悪くなるだけでなく、水捌けが悪くなり、最悪の場合雨漏りに発展してしまうことも。

 

コロニアルの苔・カビが気になったら、プロにメンテナンスを依頼するようにしてください。

④棟板金が浮いている

棟板金

屋根の一番高い位置にある「棟板金」が浮いていたら、屋根の修理補修が必要です。

 

棟板金の浮きは、棟板金を固定している釘が浮いてくるところから始まります。

釘の浮きが長期間にわたり放置されると、釘が抜け落ちて棟板金が浮いてしまうのです。

 

棟板金がずれてしまうと、下地材が剥き出しになって屋根が傷む原因となります。

棟板金が浮いているのを見つけたら、速やかに修理を依頼するようにしてください。

 

また、棟板金の修理には足場の設置が必要です。

一緒に屋根塗装も行うことで足場代を節約することができるので、屋根のメンテナンスは一度に行うことをおすすめします。

コロニアル屋根塗装の費用相場

コロニアルの屋根塗装にかかる費用相場は、一般的な二階建て住宅の場合で30〜80万円ほどとされています。(※屋根面積60平方メートルの場合)

 

施工価格は、使用する塗料のグレードによって大きく変わるため、求める性能や予算に合ったものを選ぶと良いでしょう。

 

以下に、塗料ごとの費用の目安をまとめました。

 

1平方メートルあたりの価格の目安 耐用年数の目安
シリコン塗料 2,300円 10〜15年
フッ素塗料 3,500円 15〜20年
無機塗料 4,300円 20〜30年

 

屋根塗装の現場では、価格と耐久性のバランスが取れたシリコン塗料がよく使用されています。

フッ素塗料と無機塗料は価格が高めではありますが、耐用年数が長い分メンテナンスの回数を減らせるため、長い目で見るとお得です。

 

■関連記事

屋根塗装の費用相場はいくら?安く依頼する5つのコツ

コロニアル屋根塗装の手順

コロニアルの屋根塗装は、以下のような手順で行います。

  1. 近隣への挨拶・足場の設置
  2. 高圧洗浄
  3. 下地処理
  4. 下塗り
  5. 中塗り・上塗り
  6. 縁切り

それぞれの工程について詳しく解説していきます。

①近隣への挨拶・足場の設置

コロニアル 屋根塗装 足場

屋根塗装工事を行う際は、ご近所トラブルを防ぐために近隣への挨拶が欠かせません

工事中は車の出入りが多くなるだけでなく、騒音が立つこともあるため、近隣住民に屋根塗装をする旨をしっかり伝えるようにしましょう。

業者によっては、近隣への挨拶を行なってくれるところもあるので、依頼する際に確認してみてください。

 

近隣への挨拶が済んだら、足場を設置します。

足場の設置は、高所での作業を安全に進めるために必ず必要です。

安全を確保するだけでなく、塗料が周囲に飛び散るのを防いだり、落下物が人や物に当たるのを防止する役割もあります。

 

足場が設置できたら、サッシの窓枠などに余計な塗料が付着しないよう、養生も忘れずに行います

②高圧洗浄

コロニアル 屋根塗装 高圧洗浄

屋根塗装を行う前に、まずは屋根についた苔・カビや古い塗膜を高圧洗浄で一気に洗い流します

 

屋根に苔・カビや余計な汚れがついていると、塗料が密着しづらくなり、施工不良になることがあるためです。

 

高圧洗浄が終わったら、下地処理や下塗りに影響が出ないようしっかりと屋根を乾燥させます。

③下地処理

コロニアル 屋根塗装 下地処理

下塗りを行う前に、まずは屋根材のひび割れやそり返りがある箇所を綺麗に補修していきます。

 

棟板金のサビや古い塗膜も、サンドペーパーなどを使用して綺麗に削り落とします。

サンドペーパーで表面を削ることで適度に傷がつき、塗料が密着しやすくなるので、これも大切な工程の1つです。

この際、棟板金の釘も新品のものに打ち替えます。

④下塗り

屋根材の状態が整ったら、次はいよいよ下塗りです。

「シーラー」と呼ばれる、下塗り専用の塗料を塗布していきます。

 

下塗りは、塗料を屋根材にしっかり密着させる大切な役割を果たしています。

また、下塗りをすると上塗り時にムラができにくくなるため、見た目を美しく仕上げるためにも欠かせない作業です。

 

棟板金には、サビ止め用の塗料を施します。

⑤中塗り・上塗り

コロニアル 屋根塗装

下塗りをしっかり乾燥させたら、中塗りと上塗りです。

ローラーやハケを使用して、2〜3回に分けて丁寧に塗っていきます。

 

重ね塗りをする際は、塗料ごとに定められている乾燥時間をきちんと守ることが重要です。

乾燥が不十分だと、塗膜が剥がれやすくなったり、せっかくの塗料の性能が活かしきれなくなってしまいます。

 

タスペーサーを使用する場合は、中塗りの際に挿入していきます。

(タスペーサーについては、「⑥縁切り」の項で詳しくご説明しています。)

⑥縁切り

 

屋根 縁切り

上塗りが終わったら、カッターナイフや皮すきを使用して「縁切り」を行います。

縁切りとは、屋根材同士の隙間に埋まっている塗料を切り離す作業のことです。

 

この縁切りの作業を怠ると、屋根材の下に溜まった雨水がうまく流れ出なくなり、雨漏りを引き起こしかねません。

 

昨今では「タスペーサー」と呼ばれる、屋根材の間に隙間を設けるための道具を用いる業者も多く見られるようになりました。

中塗り時にタスペーサーを施すことで、屋根材同士が塗料でくっついてしまうのを防ぐことが可能です。

作業が簡単な上、塗装後の屋根に足跡をつけてしまうリスクも減るため、タスペーサーを導入している業者が増えています。

コロニアルの屋根塗装はDIYできる?

コロニアルの屋根塗装をDIYすることは、基本的におすすめしていません

 

屋根塗装は高所での作業になるため、どうしても落下のリスクが付きまといます。

作業に慣れている専門業者も、足場を組んでヘルメットをし、安全をしっかりと確保た上で作業を行うものです。

 

また、屋根塗装の塗料を扱うには、専門知識も必要です。

甘い塗装で施工不良が起きた場合、雨漏りなどのトラブルが発生し、家屋全体の劣化につながってしまいます。

 

様々な危険をなくすためにも、屋根塗装は必ず業者に依頼するようにしてください。

まとめ

本記事では、コロニアルの屋根塗装について詳しくお伝えしました。

コロニアルは、価格が安く軽量なことから人気の屋根材として多くの新築現場で採用されています。

 

ただ、コロニアルに使用されている素材には防水性がないため、定期的な屋根塗装によるメンテナンスが必要です。

以下のような劣化症状が現れたら、なるべく早く専門業者に相談をするようにしてください。

  1. 色褪せ・変色
  2. そり返し・ひび割れ
  3. 苔・カビの発生
  4. 棟板金の浮きやズレ

コロニアル屋根の劣化が気になる方は、ぜひ神奈川県横浜市・川崎市の屋根・外壁塗装専門店「浜翔ペイント」にご相談ください。

浜翔ペイントでは、ドローンを使用した調査でくまなく屋根の状態をチェックしております。

ご近所へのご挨拶も行なっているので、近隣住民の方への工事の説明もお任せください!

 

屋根の状態や立地に適した塗料を、経験豊富なスタッフがご一緒にお選びさせていただきます。

お見積もりは無料となっておりますので、LINEからお気軽にお問い合わせください。

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