修理補修について
突然の雨漏り!簡単にできる応急処置を4つご紹介|NG行為も
自宅で突然雨漏りが発生した時、応急処置の仕方が分からないと慌ててしまいがちです。
対処の仕方を知らないからといって、雨漏りを放置すると、家屋全体の劣化に繋がってしまいます。
本記事では、神奈川県横浜市・川崎市で外壁屋根塗装を手がける「浜翔ペイント」が、以下の内容について詳しく解説しました。
・雨漏りが起きた時の応急処置の方法
・やってはいけないNG行為
・雨漏りが起きている箇所の特定方法
この記事を読めば、業者がご自宅に駆けつけるまでの間、どのように行動をしたら良いかが分かります。
あらかじめ対処法を知っておくと、いざという時にも冷静な対応ができますよ。
ぜひ最後までチェックしてください!
雨漏りが起きる原因
一言で「雨漏り」といっても、その発生にはさまざまな原因が考えられます。
ポピュラーなものでいえば、屋根の破損箇所から雨が侵入し、家屋の内部まで雨水が達してしまうようなケースです。
他にも、雨漏りには以下の様な事由が見られます。
- 屋根の漆喰が崩れている
- 棟板金が破損している
- 外壁やベランダにヒビが入っている
- 外壁のコーキングが劣化して剥がれている
- 窓枠と防水シートの隙間から雨水が入り込む など
なお、冬場に限った話ではありますが、屋根や外壁に破損がないのに壁に雨漏りのようなシミができている時は、結露により生じている場合があります。
冬場はこまめに換気をし、窓枠に水滴が溜まったら拭きとるようにしてください。
簡単にできる雨漏りの応急処置4選
ここからは、実際に雨漏りが起きた際に簡単にできる応急処置の方法を4つご紹介していきます。
バケツと防水シートで水滴を受け止める
天井から雨水が滴り落ちてくる場合は、「深さのあるバケツ」で受け止めましょう。
この際、バケツの中に雑巾や古くなったタオルを入れておくと、水跳ねが抑えられ、周囲の床や壁が濡れにくくなります。
また、防水シートをバケツの下に敷いて、雨水が床に飛び散るのを防ぐのもおすすめのやり方です。
広範囲で床が濡れると、床材が傷みやすくなり、木材が腐食する二次被害に繋がりかねません。
防水シートがなければ、おむつやペット用のトイレシートでも代用できるので、ぜひ実践してみてください。
バケツの中の水位が高くなると、水が飛び跳ねやすくなります。
こまめに雨水が捨てられるよう、バケツを2つ用意しておくと、いざという時に便利です。
家具・家電にはブルーシートを被せる
家具や家電の近くで雨漏りが起きているのであれば、「大きめブルーシート」を被せて応急処置をしましょう。
ブルーシートは「養生テープ」で固定すると、剥がすときに跡が残りづらいのでおすすめです。
家電のコンセントが濡れている場合は、感電する恐れがあるため、絶対に素手で触らないようにしましょう。
該当箇所のブレーカーを落とし、絶縁ゴムの手袋をはめた状態でコンセントを抜いてください。
家電を移動させ、コンセントはよく乾かしましょう。
万が一コンセントから煙が発生していたら、速やかに消防署に連絡をしてください。
コーキング剤で隙間を埋める
外壁のコーキングが剥がれて、そこから雨水が侵入しているのであれば、ホームセンターで「コーキング剤」と「コーキングガン」を購入し、ご自身で応急処置をすることも可能です。
まず、該当箇所が特定できたら、雑巾で汚れを綺麗に拭き取ります。
周囲にコーキング剤がつかないよう、マスキングテープで該当箇所の周囲を隠してください。
あれば、コーキング剤を塗布する前に「プライマー」を使用すると、密着性が高まります。
コーキング剤をコーキングガンで塗布したら、ヘラで綺麗に表面を整えてください。
最後に、コーキングが乾き切る前にマスキングテープを剥がして完成です。
防水テープを貼る
陸屋根など、勾配のない水平な屋根の場合は、「防水テープ」で雨漏りを食い止めることが可能です。
雨漏りが発生している箇所を、綺麗に雑巾で拭き取ったら、テープと屋根の間に空気が入らないようピッタリと貼り付けます。
この際、チリや埃がテープに付着すると、粘着力が弱まるので注意が必要です。
雨漏りの応急処置におけるNG行為3選
雨漏りの応急処置の方法に、やってはいけないNG行為があります。
誤った方法で処置をすると、雨漏りの被害が拡大しかねません。
ぜひあらかじめチェックしてください。
闇雲に雨水の出口を塞ごうとする
雨漏りの侵入口が特定できていない状態で、雨水の出口だけを塞ぐ行為はおすすめできません。
ふさいだ出口に雨水が溜まって、違う箇所へ流れていってしまうからです。
この状態で放置すると、別の箇所でも雨漏りが発生する事態に。
雨漏りの原因が分からない場合は、先にお伝えしたように、バケツを置いたりブルーシートで家具を守ったりしながら、修理業者を待つ方が無難です。
雨漏りの発生箇所を特定する方法については、次の項で説明しています。
興味のある方は、ぜひそちらもご覧ください。
天井に板を打ち付ける
天井から雨水が落ちてきていたとしても、該当箇所に板を打ち付けるのはやめましょう。
打ち付けた板に雨水が溜まり、板が外れて落ちてくる可能性があります。
真下に人がいたら、怪我をする恐れがあるため危険です。
また、釘が天井を貫通することで、一層雨漏りがひどくなることも。
一度釘で穴を開けると、修繕するのにも費用がかかります。
むやみに天井に板を打ち付けて対処するのは、避けるようにしてください。
一人で屋根に上がる
雨漏りの原因を特定するために、屋根に一人で上がるのは大変危険です。
雨上がりの濡れた屋根はツルツルしていて滑りやすく、落下しやすくなっています。
また、応急処置の方法として、大きなブルーシートを広範囲に屋根にかけるやり方もありますが、高所での作業に慣れていない方が屋根に上がると怪我をする恐れがあるため、避けた方が無難です。
一人で高所に上がってしまうと、万が一怪我をした時に助けを呼ぶことができません。
屋根で作業するのはリスクが大きいので、なるべく早く修理業派に依頼するようにしてください。
自分で雨漏りを特定する方法
ここでは、ご自身でもできる雨漏りの特定方法について解説します。
ただ、雨漏りの原因は多岐にわたり、プロでも診断が難しいものです。
こちらで紹介する方法は、あくまで参考程度として捉え、雨漏りが発生したら早急にプロによる調査を受けるようにしてください。
目視で確認する
まずは、雨漏りが発生している箇所を目で見て確認してみましょう。
原因を探す時は、以下のようなポイントに注目してみてください。
- 屋根にヒビやズレが生じていないか
- 棟板金が浮いていないか
- 外壁にヒビが入っていないか
- 外壁のコーキングが剥がれていないか
- 窓のサッシに充填されているコーキングが劣化していないか
- ベランダの排水溝に詰まりが生じていないか など
屋根の状態を確認する際は、自宅の前に出て、双眼鏡を使ってチェックするのがおすすめです。
ホースで散水調査をする
目視による点検で怪しい箇所があったら、シャワーヘッド付きのホースで散水調査を行うのも有効です。
ポイントは、屋根の上からではなく、建物の下から水をかけること。
上から水をかけると広範囲に水が滴り落ちるため、雨漏りの発生箇所が分かりづらくなってしまいます。
水をかける時間は、1箇所あたり15分程度が目安です。
あまり水を長くかけすぎると、家がびしょ濡れになり、後始末が大変になってしまいます。
15分経っても水が漏れ出してこなければ、その場所は雨漏りの発生箇所ではないと考えて良いでしょう。
雨漏りを放置するとどうなる?
もし、雨漏りを長期間放置するとどのようなことが起きるのでしょうか?
ここでは、雨漏りを放置することで起こり得る二次被害をご紹介します。
家屋が傷みやすくなる
雨漏りを放置していると、木材が腐食しやすくなり、家屋の劣化のスピードが早くなってしまいます。
長期間にわたって家の傷みを放置することで、天井や床が抜けてしまう場合も。
また、建物全体の強度も弱くなるため、耐震性にも影響し兼ねません。
広範囲で劣化が進むと、屋根の葺き替えが必要になるなど、修理が大掛かりになりメンテナンス費用も膨らんでしまいます。
雨漏りが発生したら、家屋の傷みが進行する前に、なるべく早く修理業者に相談するようにしましょう。
シロアリが発生しやすくなる
雨漏りを放置すると、シロアリが発生するリスクが高くなります。
シロアリは、湿気を含んだ木材を好み、雨漏りで濡れた天井裏や柱などに住み着きます。
シロアリがひとたび発生すると、家屋の木材を食い荒らし、家自体の強度を損ないかねません。
立て付けが悪くなったり、一部の床が抜けそうになったりしたら、シロアリが潜んでいる可能性があるため注意が必要です。
シロアリの駆除には10〜30万円ほど必要なため、シロアリを発生させないためにも、雨漏りを発見したら修理業者に連絡してください。
カビによる体調不良
雨漏りで家屋の木材が腐食すると、カビが生えやすくなります。
カビはアレルギーの原因となるため、放置していると頭痛や喘息などの症状が現れることも。
家族の健康を守るためにも、プロによる適切な対処が必要です。
雨漏りの修理はどこに頼む?
雨漏りが発生したら、地元の雨漏り専門修理業者か、屋根修理業者に依頼するのがおすすめ。
地域密着型の業者であれば、被害が出てもすぐに駆けつけてもらえ、迅速に対処することが可能です。
また、雨漏りや屋根修理の専門業者は、雨漏りに対する知識や経験も豊富。
屋根の扱いも知り尽くしているので、無駄なく適切な処置を行ってくれます。
被害を拡大させないためにも、スピーディーかつ確実な対応をしてもらえる地元の業者にお願いしましょう。
雨漏りの修理に火災保険は使える?
雨漏りの修理でも、自然災害が原因である事故であれば火災保険を使うことができます。
(※契約している保険によって内容は異なります)
雨漏りにつながりやすい自然災害には、以下のようなものがあります。
- 台風による飛来物で屋根に穴が空いた(風災)
- 積雪による重みで瓦がズレた(雪災)
- 雹(ひょう)が降って屋根に穴が空いた(雹災)
なお、経年劣化で屋根が傷んだ場合の雨漏り修理は、火災保険の対象外です。
火災保険を使った屋根修理については、以下の記事で詳しくご案内しています。
ぜひこちらもあわせて読んでみてください。
■関連記事
まとめ
今回は、「雨漏りが起きた際の応急処置」についてご紹介しました。
ご自身でできる応急処置には、以下のようなものがありました。
- バケツで天井から落ちてくる雨水を受け止める
- 家具・家電には大きなブルーシートを被せて保護する
- コーキング剤で隙間を埋める
- 防水テープを貼る
雨漏りの発生箇所が分からないまま出口だけを塞いでしまうと、雨水が他の箇所にも流れてしまい、被害が大きくなりかねません。
本記事でお伝えしたやり方はあくまで応急処置に過ぎないので、雨漏りが発生したら速やかに修理業者に相談するようにしてください。
また、高所での作業は大変危険です。
屋根が破損していたとしても、屋根の上には登らず、修理業者の到着を待ちましょう。
神奈川県横浜市・川崎市の屋根・外壁塗装専門店「浜翔ペイント」では、雨漏りのご相談もお受けしております。
地域密着型なので、お困りごとがあればご自宅まですぐに駆けつけることが可能です!
雨漏りの症状でお悩みの方は、ぜひ無料のLINE相談サービスをご利用ください。